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価値観の統一は働きがい向上に繋がる?EVPの意味とポイント

公開日:2021.8.25

最近耳にするようになった「EVP」は、英語の「Employee Value Proposition」の頭文字をとった言葉です。「企業が従業員に提供できる価値」という意味を持っています。EVPを適切に策定するには、企業にどのような取り組みが必要なのでしょうか。また、EVPの重要性や、策定の際に注意すべきポイントも合わせてご紹介します。

EVPとは?その意味と定義

EVPとは、Employee Value Proposition(エンプロイー・バリュー・プロポジション)という英語の頭文字をとった略語であり、直訳すると「従業員価値提案」となります。つまり、企業側から従業員に提供・提案できる価値を意味しています。

企業においてこれまで重要視されてきた価値は、EVPとは正反対のものでした。それは、「従業員側が企業に対して、どのような、どれほどの価値を提供できるのか」という考え方でした。

一方EVPは、「企業側から従業員に対して、どのような、どれほどの価値(給与や待遇、福利厚生など含め)を提供できるのか」という概念になります。

なぜ今、EVPが注目されているのか?その重要性とは?

EVPが注目されている理由は、大きく分けて3つ考えられます。その理由や重要性についてみていきましょう。

転職の一般化、活性化

日本でこれまで一般的だった終身雇用や年功序列制度を導入する企業が減少していることに比例し、その制度に対して魅力を感じる従業員も少なくなっています。

一つの企業に生涯在籍すると考える人が少なくなっていることに伴い、転職の一般化、活性化が進んでいます。そのような状況下で企業が優秀な人材を獲得するためには、積極的にEVPを構築しつつ、実践を行い、自社に魅力を感じてもらえる層を厚くすることが必要です。

従業員の求める価値の多様化

現代では、ワークライフバランスを確保しながら豊かな生活を送れる働き方が求められています。そのため、給与や昇給といった金銭面における単純な価値だけでなく、福利厚生や労働時間など、金銭的な対価以外の価値がより重要視されています。そうした価値がない企業は従業員のモチベーションを維持できず、エンゲージメントの低下や離職率の向上を招いてしまうでしょう。

競合他社との差別化

明確にEVPの構築や実践を行うことは、自社の強みをアピールすることにもなり、競合他社との差別化も望めるでしょう。採用市場での優位性の獲得にも繋がります。

EVPを策定するメリットとは?

EVPを策定するメリットとして、どのようなものが考えられるでしょう?代表的なものを5つにまとめました。

従業員満足度、エンゲージメントが向上する

従業員が会社に何を求めているのかを理解し、それに即したEVPを策定することで、従業員満足度は高まり、エンゲージメントの向上も期待できます。

顧客満足度も向上する

上記のように従業員の満足度が高まれば、顧客に対してのサービスやパフォーマンスにもよい影響を及ぼすでしょう。

採用ブランディングへの好影響

採用サイトなどを通してEVPをアピールすることで、自社の魅力や他社との違いを明示することができ、採用ブランディングを高められるため、優秀な人材から注目される可能性も高まります。

離職率低下につながる

EVPは外部に対してだけでなく、内部に対してのアピールにもなります。EVPがあることで従業員の自社に対するエンゲージメントが高まれば、働きがいが生まれ、離職率低下にも結びつくでしょう。

会社理念が浸透する

EVPが単純な給与や報酬などの価値にとどまらないことは、それだけ自由度が高いものを策定できるということです。会社理念とリンクしたEVPを策定し、提供することで、広く浸透させることができるでしょう。

EVPを適切に策定するポイント

従業員から本当に価値が高いと思われ、企業側もメリットをしっかりと感じられるような、双方にとって好影響を与えるEVPは、どのように策定すればよいのでしょうか。いくつかのポイントを説明していきます。

従業員のニーズ分析

従業員が自社についてどのように感じているのか、また何を求めているのかなどをヒアリングします。

他社分析

競合他社のEVPの把握、分析を行うことで、自社ならではのEVP策定が可能です。

自社分析

現状、自社が提供できている価値や強みを洗い出すことで、より精度の高いEVP策定につながります。

策定、運用

分析結果を踏まえたうえで、実際のEVP策定に進みます。作り上げたら、社内はもちろん、対外的にも、それぞれに適した形で周知します。その後は定期的に効果を測定しPDCAを継続することで、EVPをより効果的なものにしていけるでしょう。

自社に合ったEVPの策定が大切

採用時のブランディングはもちろん、従業員のモチベーションや価値観の浸透にも大きな影響を与える「EVP」。組織の文化や理念も明文化し、すでに持っている価値をしっかりと分析した上で、自社に合ったEVPを策定しましょう。

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この記事を書いた人

HR BLOG編集部

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