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早期離職の要因「GRC」を防ぐためにやっておきたい施策とは

公開日:2021.4.6

人手不足と言われる昨今。さらに昨年からは、その状況に追い打ちをかけるように新型コロナウィルスが猛威を振るい、採用環境は厳しさを増しています。このようななかで苦労して採用した従業員が早期離職をしてしまうことは、会社としては甚大な損失です。近年早期離職の要因として考えられているのが、「GRC」の3つ。このGRCとはどのようなものなのでしょう?それを知ったうえで早期離職を防ぐ施策をご紹介します。

ご存知ですか?早期離職の要因となる「GRC理論」

GRCとは、「ギャップ(Gap)」、「リレーション(Relation)」、「キャパシティ(Capacity)」の頭文字をとったものです。それぞれどんなものなのか、詳しく見ていきましょう。

ギャップ(Gap)とは?

入社前に会社に抱いていた期待と現実との乖離を指します。本人が思い描いていた会社の雰囲気や仕事の内容と現実とにギャップがあるため、会社に違和感を覚えてしまうのです。そのような状態だとなかなか職場に馴染めず、業務も上手く行かなくなり、成果も出せません。従業員は次第に「自分はこの会社とは合わないのかもしれない」と考えてしまうようになります。そういった状態では業務も思うように進まず会社側からいい評価を得るのは難しいでしょう。結果、早期離職につながっていくと考えられます。

リレーション(Relation)とは?

「直属の上司との関係性」のことです。深い信頼関係というよりは、相談しやすいかどうかといった関係性が重要になります。何か問題や不安、不満が生じた際、同僚や先輩など、上司以外の人間関係に頼るのは、意外と気が引けるもの。頼りにできるのは直属の上司のはずですが、相談したいときに上司が忙しすぎるなど、適切なサポートを受けられない状況が続くと従業員は孤独感を抱きやすくなり、早期離職につながる恐れがあります。

キャパシティ(Capacity)とは?

業務量の過多、もしくは過少のことです。業務量過多は、仕事が多すぎて追いつかず、必死にこなそうとして心身ともに疲弊してしまうことです。ただしそのようなケースは、働き方改革の影響もあり、近年減少傾向にあるようです。

反対に増加しているのが、業務量の過少による早期離職といわれています。「単純な作業しか任せてもらえないのは、自分が期待されていないからだ」と思ってしまい、不安や不満が募って離職につながることがあるようです。

早期離職を防ぐためのエンゲージメント施策!カギとなるのは「GRC」

早期離職のポイントとなるGRCですが、どのような対策をとることでフォローでき、早期離職を防げるのでしょう?

ギャップ(Gap)対策

ギャップ対策は、従業員の入社する前、つまり採用時点から始める必要があります。求人の際に提供する情報は、業務内容や取引の様子、売上の規模はもちろん、オフィスの様子や雰囲気、社風、社員の雰囲気などについてありのままをできるだけ詳細に記載することが望ましいでしょう。会社のよい面、魅力的な面だけを一辺倒に伝えるのでなく、マイナス面、会社の厳しい面も正直に伝えることが重要なのです。

特に中途入社者に対しては、社員研修の初日に、目標設定の面談を設定することも有効です。中途入社者は、自分に何が期待されているのかがわかないと不安になってしまうもの。そこを明確にすることでギャップを防ぐことができ、ゆくゆくはエンゲージメントアップにもつながるでしょう。

リレーション(Relation)対策

リレーションの問題は、コミュニケーションで改善できると考えられます。定期的な1on1ミーティングなど頻繁かつ気軽に話し合える場を設け、疑問や不明点をいいやすい環境をつくります。つまり上司と部下が互いに声をかけやすい、相談しやすい関係を築くことが重要といえるでしょう。

キャパシティ(Capacity)対策

キャパシティの問題もリレーションと同様、定期的な1on1ミーティングなどで早めに相談できるような環境を整えておくとよいでしょう。コミュニケーションをしっかりと取りながら、その従業員にとって業務過多なのか過少なのかを見極め、適切な仕事量と内容を采配できる状況をつくり出しましょう。特に業務過少で悩む従業員は、その不満を言い出せないことが多いようなので、より頻繁にコミュニケーションをとるように心がけるのが効果的です。

コロナ禍だからこそ…従業員を孤独にさせないことが重要

長く続く新型コロナウイルスの影響で、入社間もない従業員がリモートワークになったり、新入社員研修を十分に行えなかったりと、今後もGRCの問題が増大してしまうことが懸念されます。それを防ぐためにも早めに上記のような対策を練り、早期離職を防げる体制を整えることが重要です。

GRCに気を付けて、早期離職を防ごう

早期離職の原因となるGRC。この3つに気付くことはもちろん、問題を減少させるためにも、入社前から後まで切れ目のないコミュニケーションを取れる仕組みづくりが大切といえます。また、コロナ禍という前例のない状況においては、例年以上に気を付けて、離職のサインを見逃さないように心がけたいものです。

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この記事を書いた人

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HR BLOG編集部

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