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EQスキルに注目して、コミュニケーションが活発で自律性の高い組織をつくる

知能指数を示すIQに対して、心や感情を管理し利用する“心の知能指数”を示すEQ(Emotional Intelligence Quotient)という指標があります。コミュニケーション能力が高い人物は、このEQが高いと言われています。そのため今、企業の採用部門では入社希望者のEQへの注目度が高まっています。

コミュニケーション能力重視。多くの企業がEQの高い社員を求めている

企業が社員に求めるのはどんな能力でしょう。知識、スキル、経歴、それともポテンシャルでしょうか。経団連の「新卒採用に関するアンケート調査」によると、採用時に企業が特に重視するのは「コミュニケーション能力」なのだそうです。長年に渡りアンケート結果でランキング第1位となっており、いかに企業がコミュニケーションを課題にしているかがわかります。

そういった背景から注目されているのがEQ。EQとは「感情をうまく管理し、利用できる能力」「自身と他者の感情を認知・理解・コントロールする力」を表す指標で、対人コミュニケーションの基礎能力と大きな関わりがあります。

EQの高い人には次のような共通点があることが研究によって知られています。

  1. 感情のコントロールができる
  2. 人に興味がある
  3. 変化を受け入れられる
  4. 自分の長所と短所を自覚している
  5. 他人の性格を見極められる
  6. 自分にも他人にも「NO」と言える
  7. 失敗しても次に活かせる
  8. 見返りを求めない
  9. 恨みを抱かない
  10. 完璧を目指さない
  11. 今、この瞬間に感謝する
  12. 十分な睡眠がとれている
  13. ネガティブなことを考えない

EQが高い人の共通点を参考に、自分の感情をコントロールできれば、社員同士のコミュニケーションを円滑にしていくことができます。

コミュニケーション能力低下の要因となった皮肉な理由とは?

EQスキルの高め方が分かっていても、思うように感情をコントロールできないのが実情ではないでしょうか。さまざまな性格の人が会社に集まり、一つの方向を向かずに仕事を続けていると、すれ違いが生じ、コミュニケーションの不具合が原因で損失も発生します。

EQが高い社員でも、一人で状況を変えるのは困難です。もともと意欲が高かった社員ほど、ギャップに悩み、やりがいを失って会社を離れていくしまうになるでしょう。そうなってしまうのは、会社にとっても社員にとっても不幸です。業績悪化を食い止め、せっかく採用したEQの高い人物を会社に定着させるためにも、コミュニケーションの正常化、活性化について、企業は真剣に取り組んでいくべきでしょう。

現代人のコミュニケーション能力が低下した背景には、ITツールの普及による対面コミュニケーションの減少が影響してると考えられます。特にメール依存は顕著です。メールの文面だけが相手のEQを測る尺度となるものの、細かいニュアンスや心遣いなどを表現するのは簡単ではありません。

ある調査によると、メールで真意が伝わるか不安な人は68.3%、受け取ったメールで不快な思いをした経験がある人は43%に達したそうです。書き手の文章力だけでなく、読み手の読解力も問われるため、メールでのやり取りは誤解や不満が生じるリスクが少なくないのです。

仕事を効率化するために普及したツールが、社内コミュニケーションに好ましくない影響を及ぼしている現実はなんとも皮肉なものです。ITインフラが整備されている、研究職、技術職、医療機関、IT系企業などは特に注意が必要でしょう。

さらに、育った環境によっては、家族との会話が少なかった、子ども時代に大人数で集まって遊ぶ経験がなかったという人も、一昔前より増えています。ネットショッピングや情報検索が、すべて端末一つで済む時代でもあり、日常から会話が激減しているのも事実です。

そしてそんな時代だからこそ、なおさらEQスキルの高い人物が求められるのです。

企業文化を醸成する過程でEQスキルやコミュニケーションの課題に取り組む

コミュニケーション不足による損失やデメリットを解消するために、社員にはEQスキルが求められます。自分と他者の感情を見極める能力に長けたEQスキルの高い社員が活躍することで、コミュニケーションが活性化されて組織に自律性が生まれるのです。

企業側にも対策が求められます。企業文化を醸成していくなかで、意見交換や仲間の提案に耳を傾ける習慣を根付かせ、社内コミュニケーションのハードルを下げていきましょう。自分本位な仕事に終始するのではなく、周囲と協働する姿勢を評価する制度つくりも、コミュニケーション活性化に役立つはずです。

さらに、“暗黙の了解”とされている社内ルールや独自の知見を継承していく流れを用意すれば、既存社員と新入社員のコミュニケーションが円滑になり、オンボーディングも進みます。いずれの局面でも、経営陣、リーダー、担当者が地道にお手本を示すことによって、コミュニケーションがもたらす好影響が社内に浸透していくでしょう。

コミュニケーションの活性化策で悩んだときは基本に立ち返るのも有効です。企業におけるコミュニケーションの基盤となるのは、誰もが知っている報告・連絡・相談の「報連相」に他なりません。

報告=部下から上司へ現状を伝える、連絡=関係各位に必要事項を通達する、相談=知見のある人物に助言を求める、という報連相の徹底を心がければ、自然と社内にコミュニケーションが生まれます。その方法や頻度の調整は会社側のタスクとなり、どう使いこなすかは社員のEQスキル次第となります。

まとめ

社内コミュニケーションの問題をこれ以上深刻化させないためにも、EQスキルの高い人材を活用するという観点を、組織運営や企業経営に取り入れていきましょう。

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