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注目されているonboardingとは?意味や導入されている背景を徹底解説

公開日:2021.8.20

近年、企業においてonboardingが注目されています。そのため、自社での導入を検討している会社も多いのではないでしょうか。そこで、onboardingの意味や導入される背景について解説します。

そもそもonboardingとは?語源や意味を知っておこう

onboardingとは何なのか語源や意味について説明します。

語源

「on-board」という英語があり、これは飛行機や船に乗るという意味です。この「on-board」から生まれた造語がonboardingであり、飛行機や船に乗り込んでいる状態を示しています。さらに、onboardingはビジネスでも使われており、この場合は意味が変わるため注意しましょう。

意味

ビジネスにおけるonboardingの意味は、新しい社員が早期に活躍できるような環境を整えることです。欧米ではすでに多くの企業に取り入れられていて、新しい概念として定着しています。しかし、日本においては、まだまだ馴染みのない人が多いでしょう。それでも、実際に取り組む企業が増えていて注目されています。

企業がonboardingを導入する目的について

どうして企業がonboardingを導入する必要があるのか、その目的や背景について解説しましょう。

新入社員の早期離職を防ぐため

多くの企業で近年問題視されるていることとして新入社員の早期離職があります。昔から新入社員が3年以内に離職する割合は高い傾向にありました。以前は、それでも多くの人材がどんどん会社に入社してきたため特に問題になりませんでした。しかし、近年は少子高齢化が進んでいて、労働人口が減少しています。そのような状況において早期離職する人が増えているため、問題となっているのです。

会社が新入社員を雇うのは、労働力として必要だからです。しかし、せっかく雇った新入社員に早期離職されてしまうと、会社としては労働力が不足してしまうため大きな問題になります。また、採用コストが無駄になるという問題もあるのです。そこで、新入社員の早期離職を防ぎ、会社にしっかりと定着してもらうためにonboardingの施策が実施されるようになりました。

中途社員を即戦力として活躍させるため

onboardingは新入社員だけではなく、中途社員に対しても適用されるものです。新たに採用した中途社員は、すでに会社で働いた経験があり、専門的なスキルや知識、実績を有していることが期待されています。そのため、中途社員はしっかりと会社で即戦力として働くことを求められているのです。

しかし、実際には、中途社員がなかなか会社に馴染めないということが起きます。期待されていたパフォーマンスを上げてくれないと困っている会社は少なくありません。期待通りの活躍ができるようになるまで時間がかかればば、企業にとっては大きな損失となるでしょう。

そこで、中途社員が早急に会社に馴染めるようにonboardingが注目されているのです。中途社員を雇う会社は、現場の人材不足が深刻な状況になっていて、一刻も早く実力のある人材にに活躍してもらう必要があります。onboardingを実施することで、中途社員は会社にすぐに馴染めるようになるため、問題の解決につながるでしょう。

従来の制度や施策では対応できないため

すでに企業において新人や中途社員の定着のために、さまざまな対策が実施されています。しかし、それらが目立った効果を上げられず、困っている企業が多くあります。従来の制度や施策、環境では対応できない問題がたくさん生じているのです。そこで、onboardingが活用されました。

ondoardingの導入時に知っておきたい「流れ」について

実際に会社でonboardingを導入する際の流れについて詳しく説明しましょう。

目標を設定する

onboardingは、目的を持たずに実施しても意味がありません。何か会社で解決するべき問題が起きていて、それに対して有効な施策を実施することが大切です。そこで、まずは会社に生じている問題を具体的に調査するところから始めましょう。たとえば、新入社員の離職率の高まりについては、過去のデータを調べればすぐにわかることです。

そして、目的を決めます。どのような状況を実現したいのか数値目標を掲げるとよいでしょう。目標がはっきりとしていれば、施策の見直しや評価がしやすくなります。

原案を作成する

プログラムを作成する際には、まず原案を作成するとよいでしょう。どういった取り組みをすれば問題を解決できるのか、具体的にどんな能力やスキルを身につけてもらいたいか、きちんと実践可能な内容になっているかといった点を検討していきます。最初はおおまかな原案を作成して、そこから徐々にブラッシュアップしていけばよいのです。

プログラムを完成させる

プログラムについては、社内で何度も話し合いをすることが大切です。その際には現場の社員に積極的に話し合いの場に参加してもらいましょう。実現可能であり、十分に目標を達成できる見込みのあるプログラムにすることが重要です。最終的にプログラムを完成させることができれば、次はプログラムの実行段階に移ります。

プログラムの実行とフォロー、見直しを行う

プログラムを実行する場合には、事前の準備や根回しが大切です。直接、プログラムに関係する社員については事前説明や研修を受けさせるとよいです。プログラムを実施する目的や意義、内容、注意点などをきちんと理解させます。そして、実際にプログラムを実行してからも、きちんと積極的にフォローしましょう。

ある程度の期間が経過したら成果について確認しましょう。取り組みを評価して、問題点がないか見直します。修正できる点を直したら再び新しいプログラムを実施しましょう。これを繰り返していくことで、会社にとって本当に価値のある施策を実現できます。

導入を成功させるためのコツや具体例

これからonboardingの導入を成功させるためのコツや具体例を紹介します。

部署や企業が一丸となって取り組む体制を整える

onboardingは部署や企業が全体で協力しながら進めるべきものです。そのため、きちんとした協力体制を築くことができないと失敗する可能性が高くなります。特定の社員にばかり負担がかかるような状況は避けましょう。組織全体で新しい社員の定着を全力で応援できるような体制を整えることが大切です。そのために、トップからプログラムを実施する目的や意義について発信してもらいましょう。事前に研修や社内報などを通じて周知させることも重要です。

ツールを活用する

欧米を中心にonboardingの取り組みが増えているため、それをサポートするためのサービスも登場しており、活用できるツールも出ています。たとえば、採用管理システムや人事情報システムなどと連携できるツールも出ていて便利に使えます。他にも、プロセス管理に活用できたり、タスク管理ができる便利なツールがあるためチェックしてみましょう。

他社の取り組みをそのまま真似しない

これからonboardingの取り組みに着手する際は、他社の取り組みを参考にすることは大切です。しかし、他社で実施されているプログラムをそのまま真似するのはやめましょう。他社の取り組みはあくまでも他社の抱えている問題や環境に適合したものだからです。環境の異なっている自社にそのまま適用してもきちんと機能しません。自社ならではのプログラムの作成を心がけましょう。

サイボウズのonboarding研修

サイボウズは転職して入社する社員が増えているため、onboardingの必要性が高まっています。多種多様な人材を受け入れていることから、スムーズに人材を定着させる必要があるのです。そこで、サイボウズではonboarding研修を重視しています。

サイボウズの入社後の研修は、3カ月でさまざまなコンテンツをこなします。最初の1カ月では、サイボウズの組織理解や製品理解、提案練習をします。2カ月目には提案パターン習得と商談実習をします。段階的なプログラムが用意されていて、未経験者でも安心です。そして、3カ月目には、サイボウズのビジネスに協力する販売・構築パートナーについて学びます。研修の最終日には社内メンバーに対して、プレゼンによる発表を行います。

このような段階的なステップを踏むことで、サイボウズに入社した社員は安心して現場に出ることが可能です。

onboardingの導入にデメリットはある?

onboardingの導入にデメリットがあるのか説明します。

プログラムの実施に労力やコストがかかってしまう

これからonboardingのためになんらかのプログラムを実行することになると、準備が必要です。また、担当する社員は普段の業務に加えてプログラムに注力することになります。そのため、社内全体で大きな労力やコストがかかってしまうというデメリットがあるのです。たとえば、特定の社員にばかり負担がのしかかってしまい、その社員が会社を辞めたがる状況に陥る可能性もあります。それでは本末転倒になってしまうため注意しましょう。

制度が形骸化しやすい

せっかくonboardingを実施したとしても、その制度が形骸化することはよくあります。どうしてonboardingを実施するのか、その意味や意義、目標などについてよく考えていないと形骸化しやすいです。流行っているからという理由だけでなんとなくonboardingを実施することは避けるべきでしょう。きちんとした目的意識を持ってonboardingに取り組むべきです。

ターゲットに合わせてプログラムを考える

onboardingはどの社員をターゲットにするかによって、必要な内容が異なってきます。新入社員を対象にするのか、それとも中途社員を対象にするのか、会社ごとにターゲットは異なるでしょう。それぞれのターゲットに合わせて最適な施策を実施できるようにしてください。どのような課題があるのかよく検証して、その問題を解決するのにふさわしいプログラムを準備しましょう。

まとめ

onboardingの取り組みを実施するのであれば、意味や背景について理解することが大切です。新しい社員が会社に定着できるように応援するための取り組みがonboardingです。この記事を参考にして、会社の問題を解決するのに最適な施策を考えましょう。

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この記事を書いた人

HR BLOG編集部

このブログでは、「経営者と役員とともに社会を『HAPPY』にする」 をテーマに、HR領域の情報を発信しています。

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