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オンボーディング

オンボーディングとは? 業界によっては必須の仕組みを解説

公開日:2020.12.8

オンボーディングという言葉をご存知でしょうか?オンボーディングとは、入社して間もない社員がいち早く組織になじみ、活躍できるようにする取り組み全般を指す言葉で、近年では多くの企業が導入を検討している仕組みの1つです。ビジネスにおいて社員が会社に定着し離職率を下げることは現代の重要課題であり、ぜひとも知っておきたい手法の1つです。そこで、今記事ではオンボーディングの基本と併せてその有効性や業界ごとのおすすめ度についても解説します。今記事を参考にしてオンボーディングの検討につながれば幸いです。

オンボーディングとは? 仕組みを理解することが重要

最初にオンボーディングについて解説します。オンボーディングでは企業側が新人教育を行うときに、基礎的な業務内容だけでなく、企業文化や独自ルールの伝達、そして実践的な教育を行うということが特徴です。そのため新人はスムーズに業務に取り組み始めることができるのです。これら一連の新人教育の流れによっていち早く戦力として独り立ちすることができるのです。

当然独り立ちさせるといってもベテラン従業員に比べると、基礎知識の不足は否めません。本来であれば数年の基礎教育後に専門的な業務に従事するということが基本。しかし、オンボーディングでは一般的に数カ月で専門的な業務の最前線に参加させます。

その理由としては大きく2つ考えられます。次はその理由について解説します。

なぜオンボーディングが生まれたのか、その理由とは?

オンボーディングとは、本来は飛行機や船に新たに新人クルーが乗り込んでくるときに、早く慣れてもらうために行う一連の教育を指す言葉でした。飛行機や船という環境は日常生活と違い、働くことや生活することに大きな制約が発生します。そのため、新人クルーに早く慣れて欲しいという気持ちから生まれた制度となります。

他の職種と違い、一度働きだすと簡単に辞めることのできないケースもあり、新人クルーの負担が大きい初期段階に教育に力を入れるという考え方です。この仕組み自体は1900年代から存在している考えでしたが、近年になってビジネス分野で注目を集めています。
一つ目の理由は新人の離職率が増加しているという背景です。正確な数字は省きますが、近年は新人の離職率が高まっていると言われています。これは早期離職問題と言われ、企業規模の大小や国を問わず問題視されています。この早期離職問題の理由としては、SNSを中心とした情報爆発や世界的な教育水準の向上があげられます。一昔前までなら疑問にも思わなかったことも、今ではスマホで簡単に調べることが可能です。

そのため、就職後にミスマッチを感じた新人が短期で離職するといった現象が続いてしまいます。これは情報が簡単に手に入る現代ならでは。また教育水準の向上によって、業務のなかでも比較的簡単なほうに分類される、単純作業の人気が低くなってきています。実際に工場におけるレーン作業や接客販売といった職種の人気はあまり高くありません。

このように単純作業に従事する人が減り、専門的な業務を志望する人が増えてきました。しかし、専門的な業務は総じて基礎能力を求める業務が多いため、新人はなかなか従事することができません。その結果、新人教育の段階で早期離職というケースが増加してきています。このように早期離職は近年問題になっています。その早期離職の対策となる手法として目を付けられたのが、オンボーディングなのです。

オンボーディングを導入することで、新人は短い期間で専門的な業務に従事します。そのため、退屈と感じる基礎能力の研修期間が最小限ですみます。専門的な業務を行いたいという気持ちが強まっている環境下では、早期に専門的な業務に従事できることは大きなメリットとなります。さらにこれによって、雇用のミスマッチを誤認させないというメリットもあります。

基礎教育の段階でミスマッチと感じてしまう新人は毎年一定数存在します。当然、実践的な業務に従事しているわけではないため現状では判断できません。しかし、情報があふれる現代では情報のなかから都合のよいものだけを選択し、早期にミスマッチであったと判断してしまうケースが後を経ちません。このような誤認を防ぐために効果的な方法が、オンボーディングによる専門的な業務への従事と言われています。

二つ目の理由は企業側の状況の変化です。現代企業は昔に比べて企業体力の低い企業が増えてきています。これは株式会社の弊害ともされていますが、常に利益を上げ続ける必要があるというのが原因です。現代企業では決算のたびに業務成長と利益の増加が求められます。そのため、毎年利益を上げるため短期での投資コストの回収が求められます。これは人材についても同様で、新入社員の多くが入社1年足らずで最前線で勤務させられます。

このような風潮によって企業側も即戦力となる人材を求めているという実態があります。特に職種によっては3カ月未満で現場に従事し、OJTとして教育しながらの業務遂行を求められることがあります。このような考え方の変化や企業体制の変化によって、オンボーディングが注目されているという現実があります。

オンボーディングが有効な職種とは?

オンボーディングとは入社間もない社員がその会社の雰囲気に慣れ、持っているからをすぐに発揮できるようにする取り組みです。そのため、現場の業務を早期に経験させるメリットのある職種や、身体や金銭面におけるリスクが比較的低い職種が有効とされます。

職種一覧

■営業
■事務・管理
■企画・マーケティング・経営・管理職
■サービス・販売・外食
■Web・インターネット・ゲーム
■クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン)
■専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)
■ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)
■エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)
■素材・化学・食品・医薬品技術職
■医療・福祉・介護
■建築・土木技術職
■技能工・設備・交通・運輸
■教育・保育・公務員・農林水産・その他

上記職種からオンボーディングが有効な職種としては「営業・サービス・販売・外食・アパレル・デザイン」があげられます。これらの職種に共通することとして、実際に売上を上げることができる点があります。オンボーディングを行うことで、会社に直接売上を上げることが可能になるのです。特に「営業・サービス・販売・外食」は、自らが売上を上げることで、達成感を得られやすいというメリットがあります。

自ら売上を上げるということは会社に貢献できるということでもあり、早期に会社に認められたという自信につながります。そのため、早期離職を減らすことに大きく貢献が期待できます。また同様に「アパレル・デザイン」についても自ら商品を生み出すことや商品に付加価値をつけることが可能な職種。直接売上を上げられるとは限りませんが、やりがいを感じやすい職種になるためオンボーディングが有効であると言えます。

その他職種については状況等によって必ずしも有効と言えないため、一旦外していますが工夫次第では効果的となります。オンボーディングを導入する際は新人に任せることができる範囲と任せる業務に危険がないことが重要となります。オンボーディングは多くの場合、責任問題が危惧されます。これは責任の取れない新人を業務に当たらせる為であり、大小あれど問題が起きてしまいます。

そのようなときに円滑に解決できるようにあらかじめ担当範囲と責任の所在を明確化することが重要です。取り入れる際は意識していきたいポイントです。

まとめ オンボーディングとはモチベーションを保つ仕組み

今記事ではオンボーディングについて解説していきました。オンボーディングの仕組みは現在問題となっている早期離職に効果的で、導入する企業側にも大きなメリットがあります。職種によってはノーリスクとは言えないため、導入前に慎重な検討が必要ですが、互いにメリットのある仕組みです。今記事がオンボーディングの導入の手助けになれば幸いです。

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この記事を書いた人

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HR BLOG編集部

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