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労働時間 働く場所が自由であれば、長時間労働はストレスにならない?

自由に働くことができれば、長時間労働はストレスにならない?

社員の仕事に対する満足度から仕事への意欲を高めたい。

社員の働きがい向上へ向けて、会社の制度をより社員側が選択可能で柔軟な制度へと変えていく取り組みが活発だ。終身雇用制度の廃止、副業解禁、フレックス制度の導入、テレワーク制度の導入・・・次から次へと新たな制度を耳にする機会が増えた。

政府も、企業も、そして社員も、全てのセクターから改革の必要性がうたわれる中、今やこの状況で「何かを変えなければいけない」と思はない経営者や人事担当者はいないであろう。

しかし、経営の観点からすれば、何でもかんでも制度を緩め、社員に選択肢を与えるというわけにはいかない。より多様な選択肢を提示することで、本当に社員のやりがいや生産性の向上に繋がるという根拠が欲しい。

働く時間と満足度のデータ

そこで、最も話題に上がる、以下の2つを天秤にかけてみたい。
社員のやりがいを高めるためにより効果的なことは、働く「時間」を自分で選択させることか、それとも働く「場所」を自分で選択させることか。一体どちらが効果的なのであろうか。

リクルートワークス研究所がおこなった、
全国就業実態パネル調査 日本の働き方を考える(PDF:1MB)』の中に興味深いデータがある。(1) 勤務時間を自由に選べる社員の仕事/生活の満足度と、(2) 勤務場所を自由に選べる社員の仕事/生活の満足度をそれぞれ調査した結果だ。

(1) 勤務時間を自由に選べる社員の仕事/生活の満足度

(1) 勤務時間を自由に選べる社員の仕事/生活の満足度

(2) 勤務場所を自由に選べる社員の仕事/生活の満足度

(2) 勤務場所を自由に選べる社員の仕事/生活の満足度

2つの図を比べると、(1)の満足度に違いはないが、生活満足度があまり高くない傾向にある。一方で、(2) の場合、勤務時間が長くても仕事満足度・生活満足度共に落ち込まないことが見て取れる。
つまり、労働時間の削減も重要ではあるが、実は労働場所を選択できることによって、社員の仕事と生活双方を含めた人生の満足度を高めることができるということが明らかになった。

生産性世界第2位のノルウェーと22位の日本の平均労働時間は同じ

上記のことは、実はワークスアプリケーションズが行った調査にも裏付けられている。実は、OECDが行った2015年労働生産性調査により生産性が世界第2位であったノルウェーと、同調査で第22位の日本と、実は平均労働時間が同じであるという。
むしろ、休日出勤回数でいうとノルウェーが日本を上回っている。しかしながら、労働時間のフレックスタイム制度や、リモートワーク制度の整っているノルウェーでは、例えば、朝起きて朝食を作る前の1時間や、子供を寝かせてから自分が寝床につくまでの数時間などの隙間時間を有効に使うことによって、大きなストレスを感じたり、長時間の継続した作業で集中力を落としたりすることなく、効率的に働くことができているとのことが分かった。

データと想像力で導き出す、本当に効果のある施策

「勤務時間が長すぎる」「残業時間が長すぎる」
こうした働く人の声をよりポジティブなものへするために、制度として何を打つべきか。その要因を探るようなデータと、そして社員の真の気持ちに寄り添う想像力を頼りに、本当に効果のある施策を考えていきたいところだ。

この記事を書いた人

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HR BLOG編集部

人材開発プラットフォームサービス 『Motify HR』を運営しています。このブログでは、「経営者と役員とともに社会を『HAPPY』にする」 をテーマに、HR領域の情報を発信しています。

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