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ミスマッチ採用を予防するための5つのポイント

公開日:2021.8.3

採用において、「入社してみたらイメージと違う会社だった」「仕事内容が聞いていた話と違う」といったミスマッチ採用はおきがちです。本記事では、ミスマッチ採用の原因を探ると同時に、防ぐために企業側にできることを解説していきます。

ミスマッチ採用はなぜ起こる? 新入社員が感じる不満の正体を探る

ミスマッチ採用とは、「思っていた仕事と違った」「社風が合わなかった」など、新入社員の期待と会社側の実情にギャップがある状態を指す言葉です。あるリサーチによると「転職者の4人に1人がミスマッチを感じている」という結果が出ています。新卒採用・中途採用どちらでも、ミスマッチ採用が起こることがあり、期待と現実のギャップが大き過ぎると早期退職にもつながる可能性も高まります。

また、新入社員がミスマッチ採用を感じる理由は以下のような理由が多いといえます。

  • 「給与が低く、昇給の見込みが薄い」
  • 「思っていた以上に拘束時間が長い」
  • 「評価制度や人事制度に疑問を感じる」
  • 「人間関係が悪かった」
  • 「社風が合わなかった」

たとえば、給与額・拘束時間・評価制度は、本来なら採用活動中に伝えることができた内容です。入社希望者から聞かれなかったとしても、どこかのタイミングで会社側から実情を伝えていれば、入社後のギャップを減らすことができたでしょう。

実情を伝えた結果、入社してもらえなくなる可能性もあります。しかし、ミスマッチ採用によって早期離職に至り、採用にかけたコストや労力が水の泡となってしまうよりは企業の損失は抑えられます。

「人間関係が悪かった」「社風が合わなかった」という不満も、採用期間中および内定期間に、新入社員とどんな関係を築くかによって軽減できるはずです。職場体験・既存社員との懇親会など、自社の空気に肌で触れてもらう機会を通じて、入社後の自分の姿をイメージしてもらえれば、新入社員の期待が膨らみ過ぎることもないでしょう。

事前に適切な情報があれば、ミスマッチ採用は確実に減らせます。しかし、注意を払わなければ、企業側は入社希望者に自社のいい面ばかりを見せがちになり、また入社希望者も志望先のいい面ばかりに目が向いてしまうため「入社前の情報が不足していた」という事態に陥ってしまいます。また、早く就職を決めたい入社希望者は、焦りや妥協から情報確認をおろそかにしがちです。決断を急いだためにミスマッチ採用になってしまうような事態を避けるべく、企業側に工夫が必要です。

看過すると大問題になりかねないミスマッチ採用のデメリット

人が定着しない会社、人が育たない会社には未来がないといっても過言ではありません。会社の成長には、中長期的な経営戦略と、それを担う人材の育成が不可欠です。ミスマッチ採用は、新入社員の早期離職や無駄なコストの増加につながることから、経営者にとって看過できない問題だといえるでしょう。

入社後3か月以内に社員が退社した場合、採用活動費や備品購入費などを合算すると、その損失額は187.5万円になるという調査結果があります。場合によっては、もっと金額がかかっているケースもあるでしょう。

新入社員が離職したとしても、社内の仕事量が減るわけではありません。必ず他の社員にしわ寄せがきます。新入社員の労力を見込んで、受注量を増やしたり、新しいプロジェクトをスタートさせていた場合は、他の社員に相当な負担がかかることが把握できるでしょう。

フォローにあたった社員の残業が増え、疲れやストレスが溜まると、不満が募って最悪の場合は離職につながります。

ミスマッチ採用をきっかけとする悪循環は、企業の体力を奪っていきます。一件のミスマッチ採用が、企業の存続を揺るがす事態につながる可能性があることを、経営者は意識しておくべきでしょう。

ミスマッチ採用を予防する5つのポイント

ミスマッチ採用を防ぐために必要なのは、会社が社員に求めていることや会社の実情を入社希望者に包み隠さず伝えることです。どんな内容をどのように伝えればいいか、ミスマッチ採用の予防につながるポイントを具体的に掘り下げてみましょう。

1.ペルソナを明確にする
採用活動にあたって、企業側は求めているペルソナ(人物像)を詳細に設定します。必要なスキルや資格・素養・性格など、具体的な人物を想像できるレベルまで想定してから選考を行うことで、自社にマッチした人物を探りやすくなります。エース社員の人物像や適性テストの結果を参考にする方法も考えられるでしょう。

2.メリットだけでなくデメリットもオープンにする
「早いうちから裁量のある仕事を担当できるが、数値目標は厳しい」「基本的に残業は少ないが、繁忙期は休日出勤も必要になる」など、ネガティブな情報も伝えることも意識しましょう。新入社員と信頼関係を築けるためです。採用担当者が面接時に「伝えたくない」と思うポイントをどのようにして伝えるのか、といった改善策を把握することが企業としての正しいあり方です。

3.カルチャーを明文化して伝える
入社を控えた期間中は、自社の理念やミッション、社風・企業文化なども伝えていきましょう。自社の成り立ちや目指している将来像が新入社員に伝わっていれば、「会社の雰囲気が想像と違った」というミスマッチは起こりにくくなります。内定者でもログインできるSNSや社内報などを効果的に活用していくことが大切です。

4.不安の解消に努める
自分が担当するのはどんな仕事なのか、配属先はどんな雰囲気なのか、社内にはどんな人がいるのかなど、入社を控えた新入社員は不安でいっぱいです。不安の解消には、職場体験、インターン、先輩社員との懇親会などで、入社後の働き方をイメージしてもらうのが有効です。また、入社前の定期連絡の予定日や入社後のスケジュールなどを事前に伝えておくことも、不安解消につながります。

5.フォローを密に取り、受け入れ体制を整える
内定期間中に会社側から連絡がなかった、職場で放っておかれた……といった理由で「会社の一員として認めてもらえてないのかな」と不安になる新入社員は少なくありません。そのため、「ミスマッチ採用だったのでは」と思われないように、入社前から内定者とコミュニケーションを取り、配属先の受け入れ体制を整えておく必要があります。

こうしたポイントを意識して新入社員を迎えても、ミスマッチ採用や早期離職を完全にゼロにするのは難しい部分もあります。どんなポイントにミスマッチを感じたのかを新入社員に尋ね、PDCAのサイクルにかけて今後に活かすことを考えるのが得策でしょう。

まとめ

ミスマッチ採用を防ぐためには、入社前などのタイミングでもネガティブな情報も含めて会社の実情を正しく伝えることが重要です。内定者とコミュニケーションを密に取って必要な情報を共有し、信頼関係が築かれた状態で入社してもらえれば、早期離職に至るような展開を予防できるでしょう。

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この記事を書いた人

HR BLOG編集部

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