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テレワーク

今後も続くテレワーク、従業員のメンタルケアが不可欠に!

公開日:2021.4.20

新型コロナウイルスの感染拡大予防の一環として、テレワークは世間に一気に広まりました。テレワークが浸透、定着するなか、近頃は従業員のメンタルケアの必要性が叫ばれるようになってきました。その背景や注意すべきポイントとはどういったものなのでしょうか。

今回は、テレワークにおける従業員のメンタルケアについて、企業ができることをみていきましよう。

テレワークが浸透するなか従業員は何を感じているのか?

コロナ禍で浸透したテレワークは働き方改革が叫ばれる世相やメリットの多さなどから、今後も常態化していくことが考えられます。出社とテレワークを組み合わせた、独自のルール運用を行っている企業も多いのではないでしょうか。

テレワークによって、従業員からは以下のようなメリットに対する声も聞かれます。

  • 来客対応、電話応対が減り仕事がはかどる
  • 通勤ストレスから解放され仕事に集中しやすい
  • 時間を有効活用できるようになった

総じて、業務効率や充実感の向上につながっている点は企業側にとっても有益でといえるでしょう。

しかしながら、テレワークの導入によって、生活リズムが以前とは異なるものとなり、結果的にストレスを抱える方も少なくありません。テレワーク中の孤独感や自分が必要とされているのかわからない不安感、集中できる環境を確保できないなどの問題がメンタルにダメージを与え続けている状態にあるためです。

ストレスの原因としては、他にも「直に話せばすぐに伝わる内容を、文章化してメールするのが大変」「自宅でのテレワーク中に家族の理解が得られない」「自宅内に業務スペースを確保できず居心地が悪い」「仕事とプライべートの区別がつかなくなった」といった声があります。

仕事とプライベートの区切りがつかなくなると、サボりがちになるだけでなく、いつまでも仕事してしまってオーバーワークに陥ることも考えられます。また、労働時間に関しても、会社や上司がそれを管理する体制がない場合には、心身のバランスを崩す結果を招く展開になる想定されるでしょう。

また、会社側の問題でもあるものの、「たまに出社するとオフィスでしかできない業務が一気に降り注ぐ」「オフィスとテレワーク環境をつなぐためのいままでは必要なかった業務が増えた」といった不満の声もあります。同僚の仕事ぶりを目にできない点も不安感を高める結果となっているケースもあります。

テレワークでは、オフィス勤務時には生じなかった上記のようなストレスが積もるため、従業員のメンタル低下が起きやすいことを企業も把握する必要があります。

メンタルが低下傾向にある従業員はどんなサインを発している?

オフィスに勤務している場合マネジメントを行う側は、従業員の働きぶりを間近で目にして「調子が落ちているな」「フォローが必要だな」という判断もしやすかったといえます。しかし、テレワークではいままで以上に部下とコミュニケーションを取り方を検討し、コンディションが低下していないかを見極めていく必要があるでしょう。

メンタルが低下傾向にある従業員は、いくつかの共通したサインを発しています。そのサインは、以下のようなものです。

(1)以前よりもチャレンジ精神がない
積極性が低下したように見える従業員は要注意です。新しい仕事に拒否反応を示す、現状維持にこだわりを見せる傾向があります。

(2)ミスやロスが増えている
以前なら1日でこなせたタスクに数日を要する場合や仕事上の無駄や非効率な行動が続くときは、ストレスが原因となって集中力が低下している可能性があります。

(3)ネガティブな発言が多くなった
メールでのやりとりやオンライン会議中の発言などで、否定的な意見やネガティブな発言をする従業員は、現状にストレスを感じていると想定されます。ストレートに不満や不安を上司や企業側に訴えてくるケースでは、ギリギリの状態になっている場合もあるでしょう。

(1)~(3)のようなサインを発している従業員が見受けられた際は、即座にメンタルケアに踏み切りましょう。一気に現状をリサーチしたい場合は、アンケートや聞き取り調査などでストレスチェックを行う方法もあります。

適切な予防策と対処策でテレワーク中のメンタル低下を解消!

従業員の「いつもと違う様子」をいち早く見抜くためには、上司が部下のコンディションや仕事ぶりに今まで以上に気を配る必要があります。そのため、マネジメントを行う場合には、必要な対策を講じ、従業員がストレスなくテレワークできるように、環境を整えていかなければなりません。

具体的には、以下のような予防策・対処策が挙げられます。

(1)上司と部下の間で目標を再確認する
積極性が低下している従業員は、やりがいを実感できず、目標を見失っていると考えられます。そのため、面談などのルールを策定し、「何のために目の前の仕事に取組み、どんな結果を出そうとしているのか」を再確認しましょう。例えば、定期的な1on1ミーティングの実施が有効です。

(2)タスク量と難易度を調整する
ミスやロスが増えているケースでは、タスク量を従業員本人のコンディションに合ったレベルに調整し、長時間の作業を避けるように促します。ミスがあっても責めずに、次の成長に繋がるような助言を行いましょう。

(3)テレワーク中の社内ルールを定める
テレワークで生じる不満は、他の従業員がどんな業務に取り組んでいるかが分からず、自分が公平に扱われているかが分からないことが原因です。社内ルールを明確にし、適切に運用していくことで、不公平感は解消されていくでしょう。たとえば、「簡単な確認はチャットツール、急を要する場合は電話、細かいニュアンスを伝えたいときはビデオ会議……」などのルールを策定することで問題をクリアできます。

(4)相談窓口を設置する
「テレワーク中に生じた問題を誰に相談していいのかわからない」という状態は、それ自体がストレスの原因となります。企業側が窓口を設置すれば、このストレスは難なく解消できるでしょう。産業医との連携なども選択肢の1つといえます。

(5)コミュニケーションを活性化させる
オンラインで朝礼・夕礼を行う、定例会議を実施することで、顔を合わせる機会を創出できれば、テレワーク中の孤独感は軽減できます。また、表情や発言などから、好不調のサインを読み取ることも可能です。また、仕事に関係のない話題として、オンライン会議の前後やチャットツール上などでの雑談もコミュニケーションの活性化につながります。

(6)生活リズムの維持、改善を促す
運動不足になると、自律神経の働きが鈍って気持ちが不安定になります。また、睡眠不足や食生活の乱れによって健康状態が悪くなると、仕事にも影響が出ます。そのため、マネジメント側から従業員が健康状態を保てるように情報発信を行っていきましょう。「仕事の前後にウォーキングをすることでオンオフの切り替えをする」「睡眠の質を高めるために、眠る数時間前からデジタル機器をシャットアウトする」といった具体策を提案している企業もあります。

また、自宅での業務効率を上げるために、用具や機器を支給する、サテライトオフィスやコワーキングスぺ―スを確保するなどの取り組みも、企業側にできる従業員のストレス解消策です。すでにストレスが過度に蓄積されているケースに関しては、専門家への相談を促すというのも1つの方法となるでしょう。

まとめ

テレワークが浸透するなかで、いままでにはなかったタイプのストレスが社会問題になっていくと想定されます。そんな現実とどう向き合い、いかに対処していくかが企業側に求められるタスクです。

企業及びマネジメントに携わる人々は従業員のコンディションを的確に把握し、適切なコミュニケーション方法でやる気を引き出すスキルが、今後はよりいっそう求められるようになるでしょう。ストレスのないテレワークを行っていくためにも、現状に合わせた改善策を実施していきましょう。

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この記事を書いた人

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HR BLOG編集部

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