オンボーディング Onboarding 「新卒社員」や「中途社員」が辞めない仕組みづくり
『オンボーディング』とは、新入社員をスムーズに社内に溶け込ませ、パフォーマンスを上げさせるための一連の仕組みづくりを言います。この冊子ではHR先進国であるアメリカ企業の事例も踏まえ、人材育成のための最新のメソッドを解説。
オンボーディングの具体的な取り組み方をご紹介しています。
人材育成・開発・研修
公開日:2019.1.18
好かれる上司のもとでは、部下はいきいきと働き成長することが多いです。部下、ひいては人から好かれる人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは部下の目線に立って、好かれる上司の特徴や習慣をご紹介します。
目次
自然と部下から好かれている上司が意識しているのは、部下との関係性です。好かれている人たちが実際に意識している11の習慣をご紹介します。
好かれている上司は、判断力があり計画的に行動できます。仕事を最適な場所に振り分け、優先順位をつけながら効率的に動くことができます。
好かれている上司は、常に他人の良い部分を探し、感謝しています。恐怖や怒りで仕事をコントロールするのではなく、感謝することで部下のモチベーションを上げスムーズに仕事を進めます。
好かれている上司は、周りの目を気にせず、チームにとって良い結果になるための最適な判断ができます。あえて「仕事をやらない」という決断をすることも、時には必要な判断です。
地位の高さに関係なく、どの人にも敬意を示し平等に接することができます。人によって変わらない態度に、周囲にいる部下は安心し、信頼を寄せます。
業務に関して質問を繰り返すことは、部下がより深く考えるきっかけになります。部下への興味を示し、質問を繰り返すことで、職場全体が積極的にアイデアを出す刺激的な環境に変わります。
一度決断したことに対して強い信念を持っており、人の意見に流されにくく誠実です。ブレない姿勢は、周囲から頼れる人と見られ、信頼感を与えます。
部下のスキルに応じて課題やチャンスを与えて成長させ、ポテンシャルを発見する上司は信頼されます。部下とともに上司も成長することで、会社としても成長することにつながります。
部下に期待し、目指すゴールを共に設定し、それまでの道のりをサポートします。上から指示するのではなく、部下自らが行動するように導きます。
あえて決定権を持たせ、リーダーシップを任せることで、部下に自信を持たせます。一人ひとりが主体的に仕事に取り組むことで、自己肯定感も仕事の効率も上がります。
常に謙虚な姿勢で、会社や人に貢献します。プライドが高く、高圧的で自己中心的な人は、部下に頼られません。
部下の提案に対して敬意を持ち、偏見を抱かずに耳を傾けます。部下の思いを汲み、否定せず提案をすることで、できる限り形にしていきます。コミュニケーションは信頼関係の構築につながります。
部下を感動させ、飛躍的に成長させるある方法をご紹介します。シンプルなことで心を動かし感動させることができます。
その方法とは、「本人を含め家族の誕生日を把握しておく」ということ。仕事をしているとどうしても残業が発生することがあります。残業と誕生日が重なってしまった場合、その上司は「子供の誕生日くらい、早く帰りなさい。上司命令です」と言います。この一言で部下は自分のことだけでなく家族のことも気にかけてくれているのを実感し、感動します。そして「この上司のためならもっと会社に貢献しよう」と努力するようになります。誕生日を覚えるという単純で簡単にできる気遣いが、仕事に良い影響を及ぼすのです。
上司が部下の仕事に対して、フィードバックを実施するというのはよくあります。フィードバックとは、仕事を振り返り次につなげることが目的なのですが、中にはフィードバックは「ダメ出し」だと思っている人もいるようです。ダメ出しをされたところで、部下には不満が募るだけ。仕事に対するモチベーションも上がりません。
過去の仕事に着目するのは全体の2割で、残りの8割は未来に着目するよう心がけましょう。未来に目を向けることで、過去を責めるのではなく、これからどうすればいいのか上司と一緒に考えるようになります。コミュニケーションを深めて共に未来を見据えることで、部下からも好かれるだけでなく会社の発展へとつながります。
人に好かれるためには、生まれつきの素養やこれまでの経験が影響していると心理学ではいわれています。性格を変えることはすぐにできませんが、ご紹介した方法をできることから少しずつ習慣化し、実践してみてはいかがでしょうか。
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