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テレワークで人材育成を成功させるための5つのポイントを解説

公開日:2021.5.7

テレワークには、多くのメリットがあります。しかし、コミュニケーション手段が限られていることから、人材育成に悩む企業も少なくありません。では、実際にテレワークにおける効果的な人材育成とはどういったものなのでしょうか。

今回はテレワーク環境の中で人材育成を行う場合の課題やポイントについて解説していきます。

テレワークでの人材育成は難易度が高い

労働人口が減少していくなかで、優秀な人材の確保・育成は、企業が成長していくためには不可欠な重要課題です。テレワークによって、地方在住者は採用の機会が広がったといえます。また、介護など事情があって退社を検討する社員をつなぎとめることもできます。テレワークは、人材確保の面で有益です。

しかし、人材育成に関しては試行錯誤を繰り返しながら言語化するなどの工夫がなければ、テレワークでの人材育成はできません。

昨年は、新型コロナウイルスの流行に端を発した緊急事態宣言により、新入社員のオンボーディングに苦戦した企業も多かったでしょう。思うようなテレワークの準備ができなかった昨年とは違い、今年はオンラインで新人育成を行う準備をしてきた企業も増えていると想定されるものの、いまはまだ過渡期だといえます。様々な問題が浮上するだけでなく、人材育成の面で見落としていた問題に気付いてハッとすることも多いでしょう。

実際のところ人材育成は、直接対面して行う方が簡単です。テレワーク中の、画面越しに伝わる情報には限度があることに加え、名刺交換や電話応対といった初歩的なビジネスマナーでさえ、新卒社員が先輩社員と同じレベルに達するまでには時間がかかります。また、歓迎会やランチイベントなども行えず、従業員とコミュニケーションを取る機会が少ないため、新入社員は社内になじむだけでも時間がかかります。

テレワークにおいて人材育成の担当者は、こうした事実を踏まえて計画を立てなければなりません。

テレワークで人材育成を進めるために有効な5つのポイント

職場で先輩の仕事を目にすれば、新入社員は少し古い考え方ですが「見て覚える」「技を盗む」ことができます。これは、実際の行動を目にすることで、イメージしやすくなり、記憶に定着するためです。

しかし、テレワークではそれができません。日頃から他の社員と顔を合わせる機会がないため、オンラインで誰かに質問をするのも気後れしてしまいます。そのうえで、ここでは、テレワークにおける人材育成について詳しくみていきましょう。

1.ノウハウの言語化を徹底する
仕事のノウハウ、取り組む際の心構えや姿勢を丁寧に言語化し、新人がいつでも読み返せるようにしておきましょう。言語化によって、それまで感覚的に行っていた業務を順序立てて解釈できるようになります。また、無駄な工程に気付くこともあるため、既存の従業員にとっても有益だといえるでしょう。Web会議ツールの使い方や使用ルールの解説、業務に必要な機器やソフトの使用法の解説などは、動画を作成しておくのもおすすめの方法です。

2.OFF JTを有効活用する
職場でのOJTを重視していた企業ほど、テレワーク下で遠隔から人材育成することに苦戦する傾向があります。そのため、職場を離れた環境で、プロ講師が体系的に研修を行うOFF JTを有効活用すれば研修もスムーズに進められます。

3.タスクを細分化する
仕事のタスクを細分化すると、新入社員は「いま何ができて、どこまで成長できたのか」を実感しやすくなります。タスクが細分化されていれば、上司への報連相の頻度や報告の精度も上がるため、コミュニケーションが密になることが期待可能です。

4.定期的に1on1ミーティングを実施する
新入社員と上司が密なコミュニケーションを取りながら、成長度合いを確かめ、常に新しい課題や目標と向き合えるような状況を作っていきましょう。必要に応じたサポートで軌道修正をし、またモチベーションが低下しないようにフォローしていくことが大切です。

5.雑談できる場を作る
人間関係はふとした瞬間の雑談で育まれていくものです。しかし、テレワーク下ではそんな時間が設けにくい現実があります。雑談を目的としたオンラインミーティングやチャットや社内SNSなどで気さくな交流を図れる場があれば、新入社員は質問しやすくなり、先輩社員もアドバイスしやすくなるでしょう。

企業は、こうした施策に加えて、業務に必要なアイテムの手配、通信系のセキュリティ環境の整備、テレワークのルール徹底などを行っていくことで環境を整えられます。

人材育成は、新入社員だけでなく、既に働いている社員も該当要素です。そして、「成長を期待されている」「見守られている」という実感を得られれば、テレワークにおいても積極的な姿勢に期待できるでしょう。

こんな言動はNG! 人材育成の邪魔になるテレワーク中の対応とは?

人材育成に限らず、テレワークでは意思疎通の難しさが常に問題となります。おたがいの人となりを知らず、社風への理解も浅い新入社員とのコミュニケーションは、既存の社員と交流する以上に難しいものだとしっておきましょう。
必要以上に気を使う必要はありません。いくつかのポイントに気を付けておけば、テレワークにおいても問題なく関係性を築いていけるはずです。しかし、次のようなNG対応があるのもまた事実です。

NG1……「無理しなくていいよ」、与える仕事が少なすぎる
「不慣れだろうから、これぐらいで」という気遣いは、新人育成の側面からは好ましくありません。「この程度でいいのか」と、仕事を甘く見る考えにつながるケースや「力がないと思われているのかな」「必要とされてないのかな」という不安につながるケースがあるためです。無理なノルマを課すような形ではなく、少し負荷がかかる程度の仕事量を与えた方がやりがいや向上心を持てるようになります。

NG 2……「いつでも連絡して」と報連相を相手任せにする
「何かあったらいつでも連絡を」という一言は、相手を思いやった親切な発言でもあるものの、“すべてが相手任せ”にする発言でもあります。相手任せにしていた結果、上司がトラブルに気付くまでに必要以上の時間が経過することもあるでしょう。そのため、職場に不慣れな新人に対しては、上司側から積極的に連絡を取るべきです。

NG 3……「きょうは何したの?」は監視しているような印象を与える
定期的な報連相は、仕事を進めていく上で不可欠です。しかし「きょうは何をしていたの?」と尋ねると、相手を見張っているかのような印象につながるだけでなく、プレッシャーを与えかねません。報連相で大切なのは、「計画通りに業務が進んだのか」「どこまで進捗したのか」といった「成果」の部分です。「あの件はどこまで進んだ?」「あの仕事は終わった?」と、成果に焦点をあてたコミュニケーションを取っていきましょう。

NG 4……「電話やビデオ会議は苦手だから」と連絡はメールとチャットのみ
文字だけのやりとりは、正確なニュアンスが伝わらず不安感につながります。お互いに人となりが分からない時期だからこそ、電話やビデオ会議を活用して、表情や声のトーンを伝え合うコミュニケーションが大切です。

また、社内の状況や、新入社員個々の状況によって、何がOKで何がNGかは変わってくるでしょう。しかしどんなときも、企業側、上司側はコミュニケーションの質を高める努力を惜しまず、新入社員のモチベーションを高められるような対応が大切です。

まとめ

テレワークでの人材育成は簡単なものではありません。中小企業だけでなく、大企業でも人材育成の体制が整っていないことも想定されます。しかし、今後もテレワークでの人材作成のニーズが高まっていくことが想定されます。

その準備を進め、自社ならではのやり方を模索していくことで、これまでの業務を見直し、社員たちが蓄えてきた知見をブラッシュアップする好機にもなります。積極的に取り組む価値の高いタスクですので、企業として本腰を入れて取り組んでみましょう。

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この記事を書いた人

HR BLOG編集部

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