オムロン エキスパートリンク株式会社

オムロングループ国内の人財開発や組織開発を担うオムロン エキスパートリンク株式会社
(以下、オムロン エキスパートリンク)は、高度な専門性および熟練性をいかんなく発揮し、
先進的なスタッフ業務を通じて、スピードをもってオムロングループの企業価値・人財価値を高め続けることをミッションとし、「人事」「総務」「経理」の領域で常に新たなイノベーションを生むためのチャレンジを続けています。

概要

OMRON

オムロン エキスパートリンク株式会社 様

MotifyHR利用対象者数 50人(平均使用者数)

導入の目的
  • 中途社員の職場適応
  • 中途社員のオンボーディングおよび早期即戦力化
  • 新入社員のメンタルサポートを兼ねた体調管理
MotifyHRがもたらした主な効果
  • 手薄になりがちな中途社員へのコミュニケーションの質と量の向上
  • 中途社員の職場適応と活躍実感の早期実現
  • 入社予定社員のスケジュール管理(入社前メール、入社後の節目のリマインドなど)
  • 新入社員のメンタルやモチベーションのサポート
  • 既存社員や職場風土のポジティブな変化

中途社員の早期活躍実感の割合30%アップ!
即戦力化し、職場の雰囲気もプラスへ変える人財戦略

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事業を通じて社会的課題を解決し、よりよい社会づくりに貢献することを目指すオムロングループでは、その達成に向けて近年スキルや経験値の高い中途採用・入社者が大幅に増加していました。そこで、優れた人財が個人の能力を最大限に発揮し成果を出せること、そして成果を出すまでのスピードを上げるための環境づくりに力を入れて取り組んでいます。

中途社員は年代・性別・スキルともに多様ですが、どの人財も社会経験が豊富であるがゆえに受け入れる側の上司も安心してしまい、気持ちの面でのケアが後回しになるなどで、職場への適応に時間がかかりがちです。加えて、コロナ禍によって変化した働き方により、テレワークが増加。そこで同社ではオンボーディングを主な目的にMotifyHRを導入。グループ内3社の一般社員、配属部門のマネージャー、人事部門の担当者などを対象に、入社後6ヵ月間の運用を開始しました。

今回は、その実際の変化や詳しい効果、今後の展望について、同社人財ソリューションセンタ 人財育成部の忍海辺 実子(おしんべ じつこ)氏、袴田 健紘(はかまだ たけひろ)氏にお聞きしました。

中途社員だからこそ抱える課題。
それをクリアできるシステムを探し、たどり着いたのがMotifyHR

スキルと経験の高さが思わぬ障害に――――

オムロングループの企業理念は「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう」。この企業理念を実践するためには、優秀な人財の活躍が欠かせません。近年では、特にAI(人工知能)など専門的な知識を持った人財の中途社員が増えてきました。中途社員の場合はある程度の社会経験と知識があるがゆえに、担当上司も意図せずコミュニケーションの部分が手薄になってしまいがちです。新入社員であれば業務や社内の人間関係などすべてが初めてなので、教える側も寄り添って親身に伝え、そのことがコミュニケーションにもなるのですが、中途社員の場合はそういった時間が希薄になってしまうことが多かったのです。すると、どうしても会社になじむのに時間がかかるため、成果を出すのにも時間がかかります。イノベーションを起こせる優秀な人財を採用し、できるだけ早く活躍してもらうという人財戦略に対して弊社では「入社6ヵ月以内に活躍実感を持ってもらう」という社内目標を立て、達成に向けて取り組みました。

開発者から直接紹介されたHRシステムとの出会い――――

新たなHRシステムの導入を考え始め、複数の候補を検討している際に紹介を受けたのがMotifyHRです。検討を進めるうえで、2人の方に多くのアドバイスをいただいたのですが、一人はHR分野では著名な方で、Google Inc.でアジア圏の人財開発に携わってきたピョートル・フェリークス・グジバチ氏。もう一人はピョートル氏が開発アドバイザーを務めるMotifyHRの共同開発者であるドレ・グスタボ氏です。彼らに人財育成のいろいろな施策やその効果などをお聞きし、特にオンボーディングの有効性について共感を受けました。彼らが開発したMotifyHRがオンボーディングに重要な多くの機能を持つ優れたシステムであったこと、特にカスタマイズが可能という点が導入の決め手でした。

平坦ではなかった、導入までの道のり――――

導入時には、このシステムを導入することで、どのような効果を得られるのかということについて検討を重ねました。これらを明確にしたうえで、関係部門に説明をして、徐々に導入を進めていきました。

カスタマイズが解決の糸口に――――

弊社では、MotifyHRが持つもともとの機能をそのまま使うのではなく、「ナッジメール」機能(※)の配信数を減らすなどカスタマイズしたうえで導入しました。これによって、システムを導入した部署の上司の手間を少しでも減らし、新しいシステムに慣れてもらえるようにしました。弊社に合わせて、他のところもカスタマイズしてもらいました。ナッジメールが届く前には、人事担当から各部署に適宜説明を行ったうえで少しずつ導入を進めました。

※ナッジメール機能:入社者とその上司に、あらかじめ設定しておいたナッジ(タスクやサーベイ)をメール配信する機能。

表れ始めた現場の変化。
効果が出始めると同時に、社内の意識も徐々に変わっていった

現場から届き始めた嬉しい声――――

しばらく経つと、MotifyHRの効果が表れ始めました。導入部署の上司からは「リマインドメールのおかげで中途社員が入社してからの節目を忘れなかった」「1on1ミーティングなどの面談の設定も漏れなく定期的に行えるようになった」などの報告が来るようになり、それらが新たなコミュニケーションとなることで、上司と部下、特に中途社員との信頼関係が深まり、心理的安全性にもつながりました。気にかけてもらっていると感じること自体が新たに仲間に加わった社員にとっては非常に重要です。また、コロナ禍で弊社でもテレワークが増えています。対面でコミュニケーションを図ることが、難しい状況下において、MotifyHRは有効だと考えています。

MotifyHRはマネージャー層やチームにも効果的――――

部下を持つマネージャー層の意識変化も強く感じています。中途社員が入社する一週間前に、MotifyHRから入社を知らせるリマインドメールが上司向けに届きます。これにより、事前に受け入れ態勢を整えるための、育成計画や成果の目標設定、具体的な環境整備などを積極的に行ってもらえるようになりました。さらに、中途社員を対象にしたアンケートで自身が活躍できた理由について聞くなかで、上司だけでなく、同僚のおかげで活躍できたという回答も多いことから、チーム全体の受け入れ体制にも効果があったことがうかがえます。

中途社員の早期活躍実感の割合30%アップ!
職場適応のスピードアップが決め手

適応スピードをあげることに成功――――

最初にお伝えしたように、中途社員に対して「入社6ヵ月以内に活躍実感を持ってもらう」という目標があります。MotifyHRの導入後は職場に早くなじめるようになり、自分のスキルを活かせる人が増え、目標の達成率は30%ほどアップしました。MotifyHRをより効果的に活用するため、中途社員が入社した当日にシステムの概要や使用の狙いについて話し、配属先の担当上司にもシステムについて伝えておくなど、実際にシステムを使う前に私たち人財育成部からしっかりと説明を行いました。結果として、中途社員がより早く活躍できるためのサポートができたと実感しています。

中途社員だけでなく既存社員、職場風土にも相乗効果が――――

中途社員がいち早く職場に慣れ活躍することで、その部署には新しい視点が生まれ、業務の進行方法やプロセスの明確化などプラスの変革も起こります。それによってチーム自体がよい刺激を受け、パフォーマンスも向上し、結果として会社の雰囲気もよりよく変化しました。

コロナ禍で働き方が変わるなか、
必要性を感じた新たな支援体制と今後の展望

新卒社員向けに心理的安全性のサポートもスタート――――

2020年はどの企業にとっても特別な年になりました。弊社でも新型コロナウイルスの影響でテレワークが増え、フィジカルだけでなく、よりメンタル面の支援が重要になると考えています。そこで、まずはトライアルとして一部の部署で始業時と終業時に自身の精神面での体調とモチベーションをアイコンで周囲に知らせる機能(※)を新たに導入してもらいました。上司や人事担当者がそのアイコンで社員の身体面・精神面をある程度把握できるものですが、送るほうも元気いっぱいの顔や、ちょっと悲しげな顔など、アイコンであれば気負わずに使うことができる仕組みになっています。また、体調管理そのものよりも、上司と部下やチーム内でのコミュニケーションのきっかけ作りを目的としていましたが、結果として例えば悲しいマークが付いている社員への人事や上司からのスムーズなフォローが行えていると聞いています。

※チェックイン・チェックアウト機能:出社時、退勤時に自分の感情を5種類のアイコン(笑顔~悲しい顔まで)で表現し同時にコメントを入力できる機能。上司や人事担当者はそれを確認し、一人ひとりのモチベーションの変化を時系列で見られる。

アンケートの活用強化とブラッシュアップ――――

現在、定期的にアンケートを行い、随時その結果をもとに対応やフォローを実施しています。また、入社半年の中途社員向けに行っているアンケートでは、活躍発揮度の振り返りや、会社に馴染めているかなどを確認しフォローしています。アンケート内容は弊社オリジナルのものを設定してもらっていますが、今後はMotifyHRシステムとして、効果の高いアンケート設計や、集計・分析も含めたコンサルテーションを期待しています。MotifyHRの導入効果は見えつつあり、システム操作性や機能向上をさらに進めていただければと思います。

より組織力を高めていくために――――

オムロン エキスパートリンクは、オムロングループ国内の人財開発と組織開発を担っています。人財育成部としては、ビジネスモデルだけでなく働き方全般が変化するなかで、自発的にリーダーシップを発揮できるような人財、専門性の高い人財の支援により一層力を入れています。これによって、事業を通じた社会的課題の解決につなげていきたいと考えています。