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企業文化とは何か。具体例を出しながら解説

多くの会社が企業文化を持っています。それは企業においてある程度の時間をかけて培われ、価値観として浸透し、新人教育などの際にも教えられるものです。さらにその内容を企業の特徴として広告・宣伝的に使うことも多々あります。

しかし、当たり前のように使われているこの言葉は、本来何を意味しているのでしょうか。改めてこの言葉の意味を探り、理解を深めるためにも、詳しくまとめていきましょう。

そもそも文化とは企業に存在するものなのか

文化という言葉を辞書で引くと、2つの意味があります。

一つは人類の理想を実現するためにつくられた生活様式。自然の中で生活するために自然を切り開き、家をつくり、道を舗装してきました。そうして歴史的に生まれてきたものが文化と呼ばれています。

二つめは人間の精神的活動です。美術的、芸術的活動、絵画や哲学、宗教といったものも文化と呼ばれます。

現在では風習という意味も

文化という言葉には風習という意味もあります。企業文化という言葉はこの風習に近く、社内において常識や当たり前として定着していることを示しています。

時には明文化されていないことが企業文化と呼ばれる傾向もありますが、時間をかけて育てられた社内の共通の価値観や行動規範のため、企業文化の形成や浸透は、社内をまとめることにもつながります。だからこそ、悪い風習が定着しないよう注意する必要も出てくるでしょう。

企業文化にも通じる?サブカルチャーとは何か

文化を意味するカルチャー。その類語に「サブカルチャー」というものが存在します。カルチャーという言葉の意味が変遷する際、新しく表れてきた文化をサブカルチャーというようになりました。

通常、サブカルチャーは、新しい価値観を持っていて、時にメインのカルチャーを押しのけることも少なくありません。日本におけるオタク文化の大衆化は、まさにこの一例でしょう。

これは、企業文化でも同様です。特に勤務している世代が広い場合、これまでの「伝統的な」企業文化を重んじる世代と、「新しい」企業文化を推進する世代で衝突が起きることもあるでしょう。そんなとき、力を持つ管理職がどのような立場を取るのか、普段から考えておく必要があります。

「今までこうしていたから」という言葉で簡単に新たな企業文化の誕生を妨げてはいけません。それは、若い世代の自主性を奪うことにもなりかねないからです。企業文化を刷新することは難しいにしても、若者の言葉に耳を貸すようにする姿勢は大切にしましょう。

企業文化に同じものはない

企業文化はその会社独自のものです。社内で積み重ねてきた経験やルール、経営方針に則った行動や規則が基になっているため、基本的に一つとして同じものはありません。100の会社があれば、企業文化も100あるといえるでしょう。

長い時間をかけて培った企業文化も、時代や周囲のクライアントとのやりとりなど、外部からの影響で徐々に変わっていくもの。「これで完成」ということはなく、常に変化していくものなのです。

多様な定義がある企業文化

一般的な文化と同様、企業文化にも社内サブカルチャー、社内カウンターカルチャーとでもいうべきものがあります。管理職のやるべきことは、こうしたカルチャ―の担い手たちそれぞれに発言権を持たせ、うまく社内の雰囲気を統一していくことにあるといっていいでしょう。

まとめ

文化とは、ある程度まとまった人間の集団があれば、必ず形成されるもの。そして、集団に属するほとんどの人は何らかのカルチャーの担い手で、文化が生まれ育つ場所が会社であれば、企業文化となっていくのです。人を管理するということは、ある意味企業文化を管理することに他なりません。管理する側が特定の目線から物を見てしまうと、表面化していない心の動きを捉えることができなくなってしまいます。
その点に気を付けて管理しましょう。