オンボーディング Onboarding 「新卒社員」や「中途社員」が辞めない仕組みづくり
『オンボーディング』とは、新入社員をスムーズに社内に溶け込ませ、パフォーマンスを上げさせるための一連の仕組みづくりを言います。この冊子ではHR先進国であるアメリカ企業の事例も踏まえ、人材育成のための最新のメソッドを解説。
オンボーディングの具体的な取り組み方をご紹介しています。
エンゲージメント
公開日:2020.4.17
2020年2月3日(月)に従業員のエンゲージメント向上をテーマにしたセミナー
「Onboarding Engagement OKR 従業員エンゲージメント向上【HRBIG4】セミナー」が開催されました。このセミナーには、元Google人材開発部のピョートル・グジバチ氏をはじめ、HR業界を牽引する4人の精鋭たちが登壇。150人以上の経営者、人事役員、人事担当者の方が参加し、満員御礼の盛況ぶりとなりました!
目次
【講師】
プロノイア・グループ株式会社 代表取締役
元Google人材開発部
ピョートル・フェリクス・グジバチ氏
ピョートル・フェリクス・グジバチ氏は、ポーランド出身。ドイツ、オランダ、アメリカでの生活を経て2000年に来日され、ベルリッツ、モルガン・スタンレー、Googleなどのグローバル企業で人材開発に携わってこられた、まさにHRのプロフェッショナルです。2015年には独立して未来創造企業のプロノイア・グループを設立。自身のグローバルな感性と、日本特有の文化や人種的特性の知識を活かしたコンサルティングで、HR業界の第一人者として幅広く活躍されています。
ピョートル氏の講演では、従業員一人ひとりの”目標設定能力”を高めるために「組織のビジョンやミッションが浸透させる『組織OKR』の設定」「一人ひとりの働きがいを可視化する『個人OKR』の設定」「『組織OKR』と『個人OKR』をすり合わせる『1on1ミーティング』」がポイントであると提言されていました。
HR BLOGにはピョートル氏の記事があります。ぜひチェックしてください。
▼ピョートル氏が語る キャリア教育の真のOKRとは▼
https://motifyhr.jp/blog/onboarding/interview_google_okr/
【講師】
Asian Caesar 代表
元コカ・コーライーストジャパン 常務執行役員人事本部長
石坂 聡氏
石坂聡氏は、日本のHR業界をリードするまさにトップランナーです。米国テンプル大学政治学科を卒業され、ヘルシンキ経済大学(現アールト大学)にてエグゼクティブMBAを取得。ノキア人事部、スタンダードチャータード銀行人事部長、メリルリンチ証券人事部長など、各企業にて要職を歴任後、コカ・コーライーストジャパンの常務執行役員人事本部長に就任されました。現在は自身が立ち上げたAsian Caesars(アジアン・シーザーズ)でグローバル人事のエキスパートとして人事コンサルタントとして活躍、多数の講演・講義なども行われています。
石坂氏の講演では、企業の経営者や幹部役員、人事担当者が抱えるさまざまな人的課題について次のように語りました。「日本の企業では、人事に携わる人たちの努力がなかなか報われず、新入社員の早期離職や、社員間のいざこざによりストレスを抱えている従業員が多くなっています。それらの課題を解決すると同時に、従業員一人ひとりのやる気を伸ばすには、個人の『こうしたい』を把握し、実現できる環境を提供してあげることが重要です」。石坂氏が語るように、従業員のエンゲージメントを高めることで、早期離職の防止し、そして会社の発展につなげることが大切でしょう。講演の中で石坂氏はそれらの解決方法についても語ってくれました。
HR BLOGの石坂氏の記事はこちらです。
▼次世代に求める人事は、組織と個のWin-Win構築者▼
https://motifyhr.jp/blog/performance/interview_isizaka/
【講師】
モティファイ株式会社 代表取締役
ドレ・グスタボ氏
ドレ・グスタボ氏はブラジル生まれ。ブラジルの大学を主席で卒業後、應慶義塾大学メディアデザイン研究科にて修士号を取得。ソニー株式会社にてVAIOの商品企画、リクルート株式会社にてUXデザイナーとして活躍され、その知識を活かして「新しい働き方と良い会社づくりを支援する」人事ソフトベンチャー、モティファイ株式会社を設立されました。働きがいを切り口とした人事コンサルティングやHRの運用を支援するソフトウェア開発を行われています。
ドレ氏は講演にて、従業員一人ひとりのパフォーマンスを最大化させるための「優秀なリーダーの共通点」を次のように提唱しました。
リーダーとチームメンバーのコミュニケーションがしっかり取れていれば、そこに信頼関係が生まれていきます。お互いにコミュニケーションを取り合って、個人のパフォーマンスだけではなく、組織のパフォーマンスも高める必要があるでしょう。
【講師】
広瀬 元義氏
株式会社アックスコンサルティング 代表取締役
広瀬元義氏は、士業向けコンサルティングを中心に30年以上、事業を展開している株式会社アックスコンサルティングの代表取締役。5年以上前から人事業界のあるべき姿、人事部が本来行うべき業務について研究を開始。2019年には企業として本格的にHR業界へ参入。人事の課題を解決するため、クラウドシステムの発売を開始すると同時に、HRコンサルタント協会を立ち上げや、アメリカのHRイベントに参加して最新のHR情報を日本に持ち帰り、配信するなど、HR業界の取りまとめ役を担う中心人物として注目されています。
大学卒業者が入社後、3年以内の退職率が約30%で推移する中、「新入社員の早期退職を防ぐためには、週に2、3回のタッチベースが重要!それだけで離職者を大幅に減らすことができる」と語り、同時に「若い社員が辞めるか、長く続けることができるかは、上司との関係性に大きく左右される。その改善が必要である」と訴えました。
HR BLOGの広瀬氏の記事はこちらです。
▼【HRコンサルタント協会の記事はこちら】新入社員の早期離職を防ぐ! 人材を従来の「採る」から「活かす」に変えていくために『HRコンサルタント協会』が提唱するHRシステムの正しい活用方法とは?▼
https://motifyhr.jp/blog/onboarding/interview_hr_consult/
HR業界を先導する4人のリーダー『HR BIG4』が一堂に会する本セミナーでは、定員150人の席も満席。講師の言葉を聞き漏らすまいと耳を傾ける熱心な参加者たちで、会場は熱気に包まれていました。
『HR BIG4』によって語られた内容はどれも、今、各企業が最も知りたい『人材開発』に関する内容が真実。人事が持つ「採用から退職までを管理する」という今までの役割から、「従業員一人ひとりのパフォーマンスを最大化させる」という役割へのシフトについて、各企業の具体的な実例や最新情報を交えて語ってくださいました。
HR BLOG編集部では引き続き、HR業界のセミナーについてご紹介していきます。最新情報は下記のページに掲載しています。人事についてお悩みの経営者様、人事部長様はぜひご確認ください。
セミナー情報はこちら
https://cloudhr.jp/web/onboarding/seminar/20200203.html
【講師プロフィール】
ピョートル・フェリクス・グジバチ氏
プロノイア・グループ株式会社 代表取締役 / モティファイ株式会社 取締役
ベルリッツ、モルガン・スタンレーを経て、2011年Google Japanに入社。アジアパシフィックにおけるピープルディベロップメントにてラーニング・ストラテジー、人材育成と組織開発、リーダーシップ開発などの分野で活躍。2015年に独立して未来創造企業のプロノイア・グループを設立
HRコンサルタント協会 理事
石坂 聡氏
Asian Caesar 代表
2013年にコカ・コーライーストジャパンの常務執行役員人事本部長に就任し、約30社の人事制度統合、企業文化改革、多大なるシナジー創出などを短期間で実現。2017年10月にAsian Caesarsを立ち上げ、人事改革とグローバル人材育成のエキスパートとして、人事顧問サービス、エグゼクティブコーチング、講演など、幅広く活躍。
広瀬 元義氏
株式会社アックスコンサルティング
代表取締役
士業コンサルティングを中心に事業を展開し、1万件以上の会計事務所をサポート。2019年3月、企業における「人事」の課題解決を後押しするクラウドシステムを発売開始。会計事務所および経営者向けセミナーの講演は年間50回以上。これまで出版した著書は45冊以上、累計発行部数は48万部を超える。
ドレ・グスタボ氏
モティファイ株式会社 代表取締役
ソニー株式会社にて商品企画、リクルート株式会社のUXデザイナーを経て2016年にモティファイ株式会社を創立。HR Pro主催の2017年度『注目スタートアップ賞』を受賞。日本そして企業の生産性を上げるべく、人々が楽しく働ける環境を追求している。
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