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オンボーディング

創業32年、成長を続けるアックスコンサルティングの人事の取り組みとは?

近年HR業界に新規参入し注目を集めている株式会社アックスコンサルティング。今回は、人材開発グループに所属する村山みき氏と藤本祥造氏に、同社の採用やその他の人事の取り組みについて取材を行い、前後編に分けて記事をお届けしています。

▶前編はこちら

後編では、アックスコンサルティングの文化がよくわかる人事制度について、引き続きHR BLOG編集部を交えての対談形式でお届けいたします。

社員の声に耳を傾け、常に変化を続けていく

前編では、採用についてのお話を聞かせていただきありがとうございました。ここからは、アックスさん(アックスコンサルティング)のその他の人事の取り組みについてもお話を伺いたい思います。


よろしくお願いします!


ありがとうございます!では早速ですが、御社の人事制度についてお話をお聞きしたいです。
これまでの取材先には、ユニークな人事制度を持つ企業が多くありました。アックスさんには特徴的な人事制度はありますか?
その中でも、新入社員のオンボーディングに有効だと感じるものがあればぜひご紹介ください


そういう意味だと、私は交流フライデー(※)はよい制度だと思います。みんな交フラとか、フライデーなどと呼んでいて、毎週金曜日に行っている交流会です。社内のオシャレなラウンジに社員が集います(笑)。うちのような100人くらいの規模の会社には、特に効果的な取り組みだと思います

※交流フライデー(通称:交フラ、フライデー):毎週金曜日の終業後、アックスコンサルティング東京本社のラウンジにて行う交流会のこと。アックスコンサルティングで働く社員だけではなく、社員の知り合い・家族・お客様も参加できる。その週の当番が選んだ食事を囲み、お酒を片手にコミュニケーションを取る場となっている。

社内でお酒が飲めるのはいいですね!すごく楽しそうです


そうですね。それに、いろんな人と交流するきっかけになります。私も新卒1年目の入りたての頃は、交流フライデーをきっかけにして上司や先輩社員など、いろいろな人にかわいがってもらえました(笑)。フライデーでコミュニケーションを取ることで、同じ部門の人はもちろん、他部門の人に自分のことを知ってもらうことができますし、思わぬアイデアが生まれることもあります


私もフライデーは大好きですね!そこでプライベートの約束をすることもあります。「バーベキューに行こう」なんて話したりもしますよね


ありますね!私も何度も参加しています。うちの会社はバーベキュー好きの人が多いんです


ちなみに、どんな背景でフライデーは始まったのですか?


もともとの理由はいくつかあると聞いてます。
例えば、サラリーマンあるあるだと思いますが、仕事が終わった帰りに、居酒屋で上司や会社の愚痴を言い合う、みたいなことってきっとどこの会社にもあると思うんです


よく聞く話ですよね(苦笑)


そうなんですよね(笑)。でも、結局それってなんの解決にもならなくて、会社への不満は募る一方だと思うんです。だったら“会社で飲みながら話せる場があればいいよね”ということで始めたらしいです


なるほど!情報漏洩の防止にもなって、コンプライアンス的にも安心ですね


そうなんですよね!だけど、それだけの理由でここまで続いた制度ではないと思います。まあ、純粋にみんなで飲むのが好きな人が多いってことだと思います(笑)


それはそうなんですよね(笑)。でも、やっぱり効果はあって、フライデーをはじめた結果、仕事でのコミュニケーションが取りやすくなり、社内の人間関係も円滑になったと聞きますし、私も強く実感しています。
今では季節に合わせて夏祭りフライデーやかるた大会を開催したり、バラエティ番組のパロディのような企画をしたりすることもあります

▲夏祭りフライデーの様子

あるね(笑)


週ごとの設営・運営は全社員を班に分けて行っています。班も毎回変わるんですが、都道府県名別で班を分けたり、星座別や、有名アニメ映画の名前を借りて班を作ったりなんかして(笑)。それぞれのイメージにあった料理を各班が企画して用意しています!


フライデー自体の運営は社内のイベント委員会という組織が行っているんですが、たまに別の委員会とのコラボ企画をすることもありますね。情報戦略委員会というチームが企画運営している『ACCS TED』や、稲盛流コンパを参考に始めた『ACCSコンパ』、某バラエティ番組を参考に新入社員向けに始めた『Youは何しにACCSへ』なんて企画を行ったり…(笑)結構人気ですよね?


そうなんですよね!次回の『ACCS TED』は新入社員中心のプレゼン大会になるとのことですよ


そうなんだ。楽しみだね!


それはいい企画ですね。ぜひ参加してみたいです(笑)ちなみに、他にはどんな制度がありますか?


私は社内の部活動も好きですね


どのような部活動がありますか?


色んな部活動がありますよ。バスケットボール部、ランニング部、スキューバーダイビング部、野球部…。それから、テニス部やゴルフ部なんかもありますね。私は最近フットサル部を作りたいと思っていて、今度申請するつもりです!


部活動の開始には申請が必要なのですね。部活動を始めるうえでのルールってありますか?


申請者を含めて部員が2人以上いれば、申請書を出すだけで開始できますよ


最初は申請しないで何人かで初めて、定期的に開催するようになってから部活動として申請してきた部もありましたね


いい意味で会社とプライベートの垣根がないと言うか、今あるほとんどの部活動が『そういえばこれって部活動なんじゃない?』というところからはじまり、あとから正式に部活動になっていったように感じます


制度としては、部活動設立の申請をすれば、部活として認められて、会社で運用しているクラブ会費からお金が出るようになっています。なかには、部活動の制度・ルールが決まる前から行われていた活動も多く、会社を盛り上げるために部活動として申請しているだけで、活動費はいらないですよと言う人も多いです。人事部としては一律払った方がいいと思っているので、逆に困っているのですが…(笑)


そうだね(笑)。あと、部活動のメンバーには自然といろんな部署の人が混ざっていて、同じ部門以外の人たちと交流する場としても大きな役割を果たしていると思います


今度、ランニング部が皇居ランをやると言ってましたね。私も参加しようかな(笑)


楽しそうですね!部活動以外にもお気に入りというか、ぜひ紹介したいと思う制度はありますか?


私がよく使っていたのはミュージカルの日ですかね


それはなんですか?


弊社の通常の業務時間帯は9:00~18:00なのですが、7:30~16:30での出勤が可能になる早出早退制度です。村山さん、早く帰った日はどんなことをしていましたか?


よくアミューズメントパークに行っていました。いい制度ですよね(笑)。
今はフレックス制度が導入されたので、それを使って調整をしていますが、フレックスが導入される前は、ミュージカルの日や11:00~20:00に出勤時間を調整できるパンケーキの日を使って、遅い時間帯のアポなどの調整もしていました


「ミュージカル」に「パンケーキ」…。ユニークな名前が付いていますね。由来は何なのでしょうか?


元々は弊社の代表が発案したものです。「朝、どこかのカフェでパンケーキでも食べてからゆっくり出社できる日があったり、早めに上がってミュージカルや映画を見て帰る日があったりしても良いんじゃないか」という話がきっかけでした。多くの社員が利用し、長く根付いてきた制度です。フレックスが導入されてからは、そちらが優先して適用されるようになりました


フレックス導入の背景としては、最初は社内の制作物を作っている編集部からの要望でした。時間で区切って仕事をする必要のない人たちもいるので、部署ごとにフレックス制度を使えるようにしたらいいんじゃない?というのがきっかけです


フレックスは導入以降、みんな使っていますね。それだけ需要があったんだと思いますし、導入してよかったと思います


自己学習の時間を作るのにも良さそうですね


そうですね。自己学習という観点でいうと、最近は『ACCSリーダーズカレッジ』という取り組みを始めました。社員向けに、各業界の第一線で活躍している方を講師に招いて、モチベーションが上がるお話をしていただいています

▲『ACCSリーダーズカレッジ』の様子

これは人事発案の取り組みで、これまでに5回ほど開催しました。主に若手社員に向けて、講師の方がどんなキャリアを歩んで、どんなことを大切にしてきたのかをお話しいただいています


過去にはメルカリの新規事業開発責任者の方や、HRテック企業の代表取締役の方に来ていただいたりしています。毎回、質疑応答コーナーまでたいへん盛り上がります。ビデオにも収録しているので、社員はいつでも見られるようになっているんですよ。特に新入社員のモチベーションアップにつながったらいいな、と思っています


素晴らしいですね!他にも行っている研修はありますか?


他の研修でいうと、外部研修機関のシステムを利用しながら、同年代や同じ役職社員が4~5人で集まり、お互いの強みや課題についてフィードバックを行う研修があります。これは2日間みっちり行います


結構白熱するんですよね。自分を客観的に見つめられるようになるので、これを経験すると考え方が大きく変わる!と好評です。
最初は課長クラス、続いてチームリーダークラス、というように幹部の中でも年次が上の方から順番に行っていたのですが、次は新入社員向けに行おうと考えています。この研修をきっかけに、いい方向に刺激し合ってくれればと思います


かなりたくさんの制度や研修があるんですね


そうですね。今でこそたくさんの人事制度があって、働きやすい環境になっていると実感しています。ただ、実は私が入社した当初は人の入れ替わりが激しい会社でした。入社当時、3カ月で同期が3人辞めた記憶があります。会社としても危機感があった時期だったのではないでしょうか


私の入社時も今とは少し違う空気感だったのを覚えています。21時頃になっても社員が全然帰らず、働き方改革なんて言葉もありませんでしたし、みな成果のみを追いかけていた感じで…。少しギスギスした雰囲気を感じるときもありました


それは大変でしたね


今は人事部が確立されたので、入ってきてくれた人たちがいかに働きやすく、いかに成長できる環境をつくり出していくか、というところを重視しています。制度や設備で足りないところは補ってきましたし、良いと思うところはどんどん強化しています


具体的にはどのように変えていったのですか?


会社の変化に関しては、2年程前に会社のコアバリューをブラッシュアップしたことが関係していると思います。基本の理念は変わっていませんが、5つの原則を7つの習慣に変えました。
また、仕事をするうえでのルールと考え方をまとめた『セルマネノート』(※)というスケジュール手帳(システム手帳)があったのですが、スケジュールの管理をGoogleAppsへ統一するタイミングで廃止しました。
また、『セルマネ』内に記載されていたアックスのルール『セルマネピンク』と、仕事に関する考え方をストーリーとしてまとめ上げた『セルマネブルー』というものがあったのですが、そのタイミングでデータをポータルサイトに移管していつでもどこからでも見られるようにしました

※セルマネ(セルフマネジメント)ノート:アックスコンサルティングのルールや理念をまとめたスケジュール手帳。

▲スケジュールを書き込んだり、研修資料として使われたりしていた。現在も使用している社員がいるとのこと

中には、未だにセルマネノートを使っている人もいますが、使いたい人にはそのまま使い続けてもらって良いと考えています


あと、会社が変わった理由として考えられるのは、純粋な声掛けの意識ですね。特に入社1~2年目の社員は、先輩や上司が残っているとどうしても帰りづらいものです。なので、当番を決めて早く帰りなさいと言う声かけをするようにしました


これが意外と効果があるみたいで、最近では8時を過ぎて残っている人はほとんどいませんね。気まずいな-と思っていたところに、そっと背中を押してもらえるような感じなのではないでしょうか


わかる気がします(笑)


結果として、残業はここ4年くらいで大きく減りました。考えてみると、時代の変化もあるとは思いますが、社内に後輩思いの先輩が増えたことが大きいと思います


昔は仕事についていけない人は去っていく、という雰囲気が強かったのですが、今は新しく入ってきてくれた人たちにはいち早く会社に馴染んでもらい、すぐにパフォーマンスを発揮してもらうためのの施策(オンボーディング施策)を考えています。具体的な制度の内容は前半でお話ししたようなものですね


アックスコンサルティングの採用も人事制度も、理念に沿ったものであるということがよく伝わってきました。当たり前かもしれませんが、それを守り続けている、そして時代に合わせて変えられるというのはとても素晴らしいことだと思います


私たちもまだまだこれからだと思っています。きっと、もっと良い方法はたくさんあって、だからこそ日々新しいことにチャレンジし続けたいと思っています


そうですね。これからもいろいろなことにチャレンジし続けるので、またインタビューに来てもらえると嬉しいです


ありがとうございます!ぜひまたお願いします

まとめ

HR業界に新規参入し、成長の最中にあるアックスコンサルティング。その成長を支える「人」を採る人事部では、常に前向きな視線の意見が飛び交っていました。「人」に本気で向き合い、「人」の良さを伝えようと日々奮闘するアックスコンサルティングの人事部のお二人。これからの同社の動向に注目です。

この記事を書いた人

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HR BLOG編集部

人材開発プラットフォームサービス 『Motify HR』を運営しています。このブログでは、「経営者と役員とともに社会を『HAPPY』にする」 をテーマに、HR領域の情報を発信しています。

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