MENU

人材育成・開発・研修

部下の指導方法に困ったら…?部下の能力がぐんぐん育つ上司の特徴と習慣

公開日:2019.7.15

    「どうすれば部下をうまく育てられるのか」という悩みは上司にとってとても深刻な問題です。部下とうまく意思疎通ができていないのは、部下の能力不足や意欲不足ではなく、脳の特性に原因がある場合もあります。この記事では、部下が育つ上司の特徴や習慣についてお伝えします。

    部下の認知特性によって、育て方は異なる

    人はそれぞれ、情報を受け取るのに最適な方法というものがあります。例えば、「目で見る」のが得意な人は、資料をきちんと読んで理解することができます。一方で「耳で聞く」のが得意な人は、会議の場で人の話を聞くことのほうが目で見るよりも理解しやすいケースなどがあります。

    これは、「読む」「聞く」「書く」「描く」「話す」などをするとき、脳の中で全く異なるプロセスを経るからだと考えられています。このように情報を整理し、表現したり、記憶したりする方法を認知特性といい、人によってどの手法が一番効率良く伝わるのかは異なります。従って、部下が一番理解しやすい方法も一人ひとり異なります。上司が得意な認知特性でも、部下は苦手な場合もあるのです。上司は部下の強みを理解し、どのようにすれば一番能力を発揮できるのかを考える必要があります。

    部下が育つ上司の5つの特徴とは

    では、部下にとって「この上司のためなら頑張って働く」と思える上司とはどんな特徴があるのでしょうか。部下が育つための、上司の特徴を5つお伝えします。

    部下に仕事を任せる

    部下から一番多かった意見は、「適度に仕事を任せてくれる上司なら意欲的に働ける」でした。仕事を任せることは上司にとってリスクもあります。しかし任せられることで部下のモチベーションもアップし、挑戦して主体的に働くことにもつながります。ただし、任せるといっても放任するのではなく、最終的な責任は上司が持つように伝え、何かあれば相談に乗るなど適切な距離で見守るようにしましょう。

    しっかりフォローをする

    部下の成長を考え、仕事を任せながらも適切にフォローをすることで信頼関係も構築されます。自分でやったほうが早い仕事を部下に任せ見守ることは、勇気も必要です。でも、長い目で見ると、それは部下や会社の成長につながります。そのためにもフォローをしつつ、育てていきましょう。

    きちんと褒める

    ただやみくもに褒めるのではなく、最適なタイミングで部下のモチベーションがあがるように褒めましょう。そのためには、部下の仕事をきちんと見守っておく必要があります。褒められることで部下は安心して仕事に取り掛かることができ、モチベーションも上がります。

    プロセスを見てくれる

    仕事には必ず成果があります。結果だけを見ていては、失敗を怖れて自分から動けない部下になってしまいます。結果までのプロセスをきちんと見て評価してくれる上司であれば、結果だけを意識せずにチャレンジする意欲が芽生えます。先ほどと同様、「上司はきちんと見てくれる」という安心感にもつながります。

    部下の話をないがしろにしない

    上司は部下に指示を出すだけでなく、部下からの意見もしっかりと聞く必要があります。上司が親身になっているということが伝われば、部下は困ったときに相談しやすくなるうえに、上司からの指示も聞き入れやすくなります。ただ部下を評価するだけでなく、質の良いコミュニケーションを取るようにしましょう。

    部下が育つ上司の5つの習慣とは

    では、部下を育てるのが上手な上司が、日頃から行っている習慣を5つご紹介しましょう。

    とにかく部下の話を聞く

    働く上で「話し上手」ということはもちろん素晴らしい特徴です。しかし、部下を育てる上で最も大事なのは、とにかく「部下の話を聞く姿勢を持つこと」です。聞き上手な上司は、部下の話の中から必要な情報を取捨選択し、適切な質問をします。そうすることで仕事へのフォローもしやすく、部下は安心して仕事ができます。

    まずは上司が部下を信頼する

    チームで働くうえで重要なのは、信頼関係です。信頼関係があると、効率良く働くことができます。部下が上司の信頼を得るために張り切るのという構図ではなく、まず上司が部下を信頼することで、部下も上司を信頼するようになるでしょう。

    常に目的を意識し、うまく誘導する

    ただ結果を意識して突き進むのではなく、仕事の目的や部下の成長を意識し、ゴールへ誘導しましょう。厳しく突き放すのではなく、適切なタイミングでサポートしながら一緒にゴールへと進みましょう。

    強みを意識する

    人によって得意なスキルは異なります。上司は部下それぞれの得意なスキルを見つけ、成功へとサポートするのが役目です。人が持つスキルを最大限に生かすことが、会社の成長にもつながります。

    部下が話しやすくする

    部下の話を聞くことで、仕事でどう成長していきたいのかを知ることにつながります。部下の話を引き出すためには、リラックスして話せるような職場環境をつくることが重要です。

    まとめ

    部下を育てるのが上手な上司の共通点は、「部下が何を学び、どう成長していきたいのか」を、会話の中から上手に引き出していきます。話しやすい環境や関係を構築することで、部下も安心して上司に相談でき、意欲的に働くことができます。部下一人ひとりの強みを把握し、目的を共有しながら見守り、部下が生き生きと働ける環境をつくりましょう。

    従業員のエンゲージメントを最大限に引き出す人材開発プラットフォーム MotifyHR

    この記事を書いた人

    HR BLOG編集部

    このブログでは、「経営者と役員とともに社会を『HAPPY』にする」 をテーマに、HR領域の情報を発信しています。

    この記事もオススメ!

    一覧へ

    オンボーディング Onboarding 「新卒社員」や「中途社員」が辞めない仕組みづくり

    『オンボーディング』とは、新入社員をスムーズに社内に溶け込ませ、パフォーマンスを上げさせるための一連の仕組みづくりを言います。
    この冊子ではHR先進国であるアメリカ企業の事例も踏まえ、人材育成のための最新のメソッドを解説。
    オンボーディングの具体的な取り組み方をご紹介しています。

    ダウンロード

    入社サポート業務をオートメーション化 MotifyHR
    人事評価ハンドブック 評価制度構築&運用パッケージ
    特別動画 MotifyHR
    マンガで分かる「オンボーディング」のはじめかた!MotifyHR導入で新入社員の即戦力化と早期離職防止をサポート!