エンゲージメント

風通しのよい職場をつくるには? 覚えておきたい12の方法

公開日:2021.2.4

風通しのよい職場と聞くと、多くの人がいいイメージを持つでしょう。具体的に、どんな職場のことを指すのか、そういう職場をつくるためにはどうすればいいのかを考察していきましょう。

「風通しの良い職場」ってどんな会社?押さえておきたい絶対条件

従業員が伸び伸びと働けるオープンな雰囲気、それが風通しのよさの一つです。 お互いが節度とルールを守りながら、無用な忖度をせず自由に意見交換ができることで、新しいアイデアも出やすくなり、チャレンジしやすい企業風土が培われます。

さらに、従業員の離職率が低下します。離職理由の上位にあげられる人間関係の問題が生じにくく、意見交換を通じて仕事上の悩みも解決しやすいため、従業員は「長く働きたい」と考えるようになり、離職する従業員が出にくい状況となるのです。

また、従業員のモチベーションを高く保てるため、生産性や社内の一体感が向上します。その結果、業績もアップすることは言うまでもないでしょう。

これらをまとめると、風通しがよい職場の条件としては、

  • 挨拶が積極的に行われている
  • 困ったときにすぐ相談できる相手がいる
  • 自分の意見を言いやすい雰囲気がある
  • 上司と部下の関係がフラットに保たれている
  • 多くの情報がオープンに共有されている
  • 分かりにくい暗黙の了解やローカルルールがない

などになるでしょう。

コミュニケーションの基本である挨拶が徹底され、何事も相談しやすい雰囲気があれば、普段から従業員同士の交流は円滑になります。トラブル発生時も、従業員同士がフォローし合うことで早期に問題解決できるでしょう。

部署や役職に関わらず、お互いの意見を伝えあえる雰囲気があれば人間関係が良好になり、自分らしく働くことができます。命令に従うだけでなく、自主的に判断して行動する習慣もついて、主体性のある従業員が育ちやすいでしょう。

情報がオープンになっていれば、業務の効率が上がります。明文化されてないにも関わらず、破ると白い目で見られるような、暗黙の了解がないことがわかっていれば、「これをしたら叱られるかな?」といった、要らぬ不安を抱く心配もありません。

就業規則や、最低限守らなくてはいけないマナーやルールは必要ですが、それ以外は従業員の主体性に任せて働けるような職場が、理想的な風通しがよい職場だと言えるでしょう。

過剰にオープンな雰囲気は逆効果? 気を付けるべき3つのポイント

風通しがよい職場には、離職率が下がり、従業員同士のコミュニケーションが活発になることで業績がアップするといった利点がある一方で、その雰囲気を維持するためにはいくつかの注意点があることも知られています。

代表的な注意点は、
(1)コミュニケーションが不得意な人に配慮する
(2)緊張感を保つためのメリハリを意識する
(3)職場の雰囲気を保つために従業員同士の気遣いや配慮が必要
という3つです。

(1)コミュニケーションが不得意な人に配慮する
組織がオープンになりすぎると、内気な性格の人にとってはかえって居心地の悪い職場に感じられる可能性があります。周りの従業員たちの雰囲気に委縮してしまい、肩身の狭い思いをする従業員が出ないよう気配りが必要です。対面を重視しすぎずにメールやチャットツールの活用も視野に入れましょう。

(2)緊張感を保つためのメリハリを意識する
職場の雰囲気がオープンかつフラットになりすぎると、企業としての緊張感が損なわれてしまう可能性があります。その結果、遅刻が増える、勤務態度がいい加減になる、コミュニケーションで礼儀を欠くといったリスクも。適度な緊張感を保つためには、メリハリのある働き方が求められるでしょう。

(3)職場の雰囲気を保つために従業員同士の気遣いや配慮が必要
すべての従業員が風通しのよさを感じられるような雰囲気を保つには、お互いの配慮が不可欠です。身勝手な振る舞いや、他人の足を引っ張るような言動、職場の雰囲気を悪くするような言動は慎まれなければいけません。礼儀を失する行為や、陰口などには、上司が厳しい態度で注意すべきでしょう。

このようなポイントを意識して、風通しのよい職場を目指していきましょう。

風通しのよい職場づくりを進めるために、何ができる?

風通しのよい職場を実現するために、企業側は何をすればいいのでしょうか。具体的な12の施策を紹介します。

(1)従業員へのアンケートを実施
最初にやるべきことは、匿名アンケートで「社内の風通し」について従業員がどう感じているかをリサーチすることです。そこで浮き彫りになった問題に優先順位をつけて、必要な施策を講じていきます。リサーチ結果をオープンにして施策をスタートさせれば、それがまず最初の風通しのよさにつながっていきます。

(2)挨拶を積極的に行う
挨拶は、相手に心を開いていることを伝えるもっともシンプルな手段です。上司側から積極的に声をかけましょう。「〇〇さん、おはようございます」と名前を付けて挨拶をするだけでも、声をかけられた側は「存在を認めてもらえている」と実感できるでしょう。

(3)社内イベントを企画する
社員旅行、バーベキュー大会、運動会や、従業員の趣味にマッチする独自のイベントが社内の風通しをよくしてくれます。部署や支店の垣根を越えたイベントも、社内の親睦を深めるために有効。歓送迎会、ウェルカムランチなども効果的です。

(4)メンター制度を導入
先輩社員が新人の助言者となり、業務外のことまで相談に乗る「メンター制度」を導入すると、新人の不安が解消されて早い段階で自社になじめます。新人と既存社員の間で風通しが良くなるでしょう。

(5)1on1ミーティング
上司と部下で、定期的な1on1ミーティングを行います。上司にとっては部下の成長度合いやコンディションを知る機会になり、部下にとっては上司に自分の現状を伝え安心感を得られる場となります。

(6)ジョブローテーション
違う部署で働くことで、それぞれの事情が分かるようになり、部門を越えたコミュニケーションが生まれます。

(7)サンクスメッセージを送り合う
企業側や上司から従業員にサンクスメッセージを送れるような仕組みを設定。上司と部下の接点を増やすことは、フラットな関係を生み出すきっかけにもなります。従業員同士でサンクスメッセージを送り感謝を伝え合うのもいいでしょう。

(8)社内報の活用
経営陣が何を考えているのか、他部署の現状は、現場はどうなっているのかなどを取材した記事によって、多くの従業員が社内の様子を把握できます。

(9)コミュニケーションツールを取り入れる
コミュニケーションの機会を増やし、質を向上させるためにチャットツールをはじめとするコミュニケーションツールを活用します。オープンな場で直接議論するのが不得意な従業員にとっても有効です。

(10)オフィスレイアウトや座席を変える
オフィスをワンフロアにする、席を固定しないフリーアドレス制度を導入するといった施策も、従業員同士のコミュニケーションの質を変えるために有効。あえて個室をなくし、上長と部下が同じフロアで働くことでフラットな雰囲気を出している企業もあります。

(11)休憩スペースを設け、休憩時間を奨励する
誰でも使える休憩スペースでの雑談で、社内の風通りがよくなることも考えられます。雑談からアイデアが生まれることもあるでしょう。休憩を取りやすい雰囲気をつくることも、社内の風通しに影響します。

(12)オフィスにBGMを流す
BGMが流れる職場にはリラックスした雰囲気が漂います。音楽を流せない職場もあると思いますが、職場の空気が和らぐ効果に期待できますので、試してみる価値はあるでしょう。

これらの例を参考に、自社の現状に応じた施策を講じていってください。

まとめ

「風通しのよい職場」を実現するためには、経営陣が従業員の立場になって、何をされたらうれしいかをイメージした施策を講じていけばいいでしょう。風通しがよくなれば、離職率が下がり、業績がアップすることは先に述べたとおりです。経営にとってメリットがあることは明らかですので、経営陣が指揮をとって、自社内の風通しをよくしていってください。

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この記事を書いた人

HR BLOG編集部

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