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HSEとは?HSE(外向型HSP)が苦しむ矛盾と向き合い方

公開日:2022.1.18

HSPの中には内向的な人ばかりでなく、外向的な人も僅かに存在します
HSEと呼ばれ、矛盾した特性を持っているがゆえに悩みを抱えている人も少なくありません。
本記事では、HSEの意味や特徴、特性に悩む原因などについて詳しく解説します。

HSE(外向型HSP)とは

HSEとは、感情が繊細で敏感ではあるが、人と触れ合うことが好きな外向的な一面を持っている人達のことをいいます。
「Highly Sensitive Extrovert(ハイリー・センシティブ・エクストロバート)」の略称で、日本では「外向型HSP」と呼ばれることもあります。
この概念は、HSPの提唱者であるエレイン・アーロン博士と共に活動している心理カウンセラーのジャクリーン・スティックランド氏によって提唱されているものです。
HSEもHSPも、繊細であることには変わりはないのですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
次に、HSEとHSPの違いをみながら、HSEの意味について解説していきます。

HSEの意味

HSEとHSPの違いを知る前に、HSPの特性について知っておく必要があるでしょう。
HSPの特性は「DOES(ダス)」で、表すことができます。

● D:Depth of processing 物事を深く処理するして慎重に行動する 
● O:Overstimulation 刺激に対して敏感に反応してしまうため疲れやすい
● E:Emotional reactivity and Empathy 高い共感性をもっており感情移入しやすい
● S:Sensitivity to Subtleties あらゆる感覚が鋭く、音や光、においなどにも反応する

HSPはこのように感情がとても繊細であるため人間関係に疲れてしまいやすく、1人で過ごすことを好む内向的な性質をもった人が多いという特徴があります。
つまり、HSEもHSPも「繊細で疲れやすい」という特性は共通しています。

HSPとHSEで異なる点は、HSPが「内向的」である事に対し、HSE「外向的」という点です。
そのため、日本ではHSP=「内向的HSP」HSE=「外向的HSP」と呼ぶことがあります。

HSPについて詳しくはこちら↓

HSEの現状

HSPは全人口の約20%、5人に1人の割合で存在すると言われています。そのうち、HSEがHSPに占める割合は約30%程とされています
日本では昔から「謙遜することが美徳であると」いった文化的背景もあることから、世界と比べるとHSPやHSEの割合は高いだろうと推測されています。

ここ最近では、「自分はHSP・HSEである」と公表する著名人が現れたこともあり、HSPやHSEという言葉が注目されるようになりました。

IT技術の発達にともない、ビジネス環境が目まぐるしく変化していくことが予想される中、変化に対し繊細であるHSE人材を自社で有効活用していくためにも、今後HSEに対する理解や労働環境の整備といったことが必要とされてくるでしょう。

HSEの特徴

繊細ではあるけれど、社交的でもあるHSEの特徴には、どのようなものがあるのでしょうか。具体的には、次のような特徴があげられます。
● チームワークを必要とする作業が好き
● 人と会ったり話したりすることで元気になれる
● 独りになると不安になるため、家に閉じこもることを嫌う
● 自分の気持ちを誰かとシェアしたいと思っている

このように、HSEは社交性がとても高いですが、HSPと比べると外的刺激に触れる機会が多くなるため、精神的・身体的に疲れやすいといった特徴もあります

HSS型HSE(刺激追求型外向的HSP)とは

HSS型HSEとは、HSEの「繊細ではあるが外交的な気質」に、HSSの「外に向かって刺激を求める気質」が加わった人達のことをいいます。HSS型HSEには次のような特徴があげられます。
● 好奇心が旺盛で行動力もある
● リーダーシップをとるのが得意
● 社交性が高いため、周囲から好かれやすい

ちなみに、HSEのほとんどが、HSS型HSEであるとも言われています
HSS型HSEは、周囲によく気付く繊細さに、社交的でアクティブな要素も加わっているため、ビジネスでは「できる人」と評されることが多いのも特徴としてあります。

HSEに現れる症状

外部とのつながりを大切にするHSE。活動的である反面、気持ちがとても繊細であることから、外部からの刺激を敏感に感じ取って疲れてしまったり、ストレスを抱え込んでしまったりすることがあります
このような状態が長引いてしまうと、仕事で思ったようなパフォーマンスが発揮できなくることもあるでしょう

最悪のケースは、うつ病や適応障害、睡眠障害といった精神的疾患につながってしまう恐れもあります
このため、本人や周囲が早めに症状に気付いて、適切に対処することが必要となってきます。

HSEの原因

HSEには、「外向的な気質」と「繊細な気質」といった一見相反するようにみえる気質が備わっています。
なぜ、HSEはこのような気質になってしまったのでしょうか。

それは、HSPが生まれつきもっている繊細で内向的な気質が、馴染めない環境に何とか適応しようと頑張った結果、「繊細ではあるけれども社交性がある」HSEの気質になったと言われています。
社会に適応するために変化した気質ではありますが、「外に出て人に会いたいけど、疲れてしまう」そんなギャップに思い悩んでいるHSEが少なくないようです。

HSEの診断方法

ご自身がHSEであるかどうか調べるには、まずはHSEのチェックテストで診断してみるのがおすすめです
もし、診断チェックの結果がHSEであった場合には、HSEの特性をよく知り上手に付き合っていくようにしましょう。

HSEとの向き合い方

HSEは、病気ではなく生まれつきの特性であるため、病院で治療することはできません
そのため、一生付き合っていかなくてはならないものです。

HSEは人疲れやすく、ストレスも抱えやすい気質でもありますが、周囲によく気がまわり社交的でもあるといったように良い面もたくさんあります。
まずは、HSEがもっている特性のことをよく知って、良い面を活かすことから始めてみましょう。

また、1人でストレスを抱え込まないことも大切なことです
職場の上司や同僚にHSEへの理解を求め、仕事を手伝ってもらう又は職場環境を変えてもらうなどの手助けをしてもらうと良いでしょう。

【まとめ】繊細さと社交性をあわせもつHSE。特性を知って上手に向き合おう

HSPの種類のひとつでもあるHSE。HSPの繊細で刺激に敏感な気質をもちつつも、人との触れ合いを好む社交性をもつため外向的HSPとも呼ばれます。
人との接触がおのずと多くなるため、HSPと比べても疲れやすいといった特徴があります。また、内なるギャップに悩みストレスと抱えている人が中にはいます。

職場でHSEが活躍するためにも、本人のみならず周囲にもHSEへの理解が必要です
まずは、HSPの他にもHSEという存在があることを知った上で、HSEへの理解を深めるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

TOYO

株式会社アックスコンサルティング マーケティング本部 WEB制作課所属。
メンタル心理ヘルスカウンセラー、メンタル心理インストラクターの資格を活かして人事向けの記事を中心に執筆。仕事に纏わる悩みに対し、カウンセリング倫理、心理アセスメント、地域精神医療などの観点から明るい毎日を送れるように記事を執筆しています。

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