オンボーディング Onboarding 「新卒社員」や「中途社員」が辞めない仕組みづくり
『オンボーディング』とは、新入社員をスムーズに社内に溶け込ませ、パフォーマンスを上げさせるための一連の仕組みづくりを言います。この冊子ではHR先進国であるアメリカ企業の事例も踏まえ、人材育成のための最新のメソッドを解説。
オンボーディングの具体的な取り組み方をご紹介しています。
パフォーマンス管理
公開日:2021.1.27
高いパフォーマンスを発揮するよいチームは、会社や個人に多くのメリットをもたらします。よいチームの特徴や、チームワークを存分に発揮できるチームビルディングのコツについてご紹介しましょう。
目次
よいチームとは、一般的にしっかりと結果を出せるチームワークのよいチームを意味します。では、チームワークを発揮するのはどのようなチームでしょうか。まずはよいチームの定義から解説しましょう。
「よいチーム」には、次のような特徴があります。
このような特徴があると、優れたチームワークを育むよいチームといえます。
人が集まるという点ではチームもグループも同じですが、チームとグループには大きな違いがあります。
グループは、集団や仲間などおおまかな共通項を持つ複数の人々のことであり、どちらかというとそれぞれ個人の持つ能力が重要視されるようです。これに対しチームは、同じ目的を持つメンバーが一丸となって動く集団を意味します。そのため、グループでは個人の能力以上の結果は期待できませんが、チームになればメンバー同士の相乗効果もあり、大きな結果を望めるようになるのです。
よいチームが会社にもたらすメリットとして、次のことがあげられます。
また、個人に対しては次のような効果が期待できます。
近年、ビジネスサイクルが短縮化し、よりスピーディな意思決定と行動が求められるようになりました。グローバル化やIT化も進み、柔軟性や多様な知識、スキルを持つこともビジネスにおいて重要です。
そのため、より大きな成果を上げられる「チームワーク」や「チームビルディング」が注目されています。
チームを組むだけではチームワークを発揮することはできません。チームビルディングの方法をご紹介しましょう。
複数人のメンバーが集まるチームには、取りまとめるリーダーが必要です。
このような、強いリーダーシップを持った人材をリーダーに据えることが好ましいでしょう。
目的達成のために、チームのなかで自分は何をすればいいのか、どのようなことを期待されているのかがわかれば個人が動きやすくなります。必要とされている実感も湧き、より高いパフォーマンスが期待できるでしょう。得意分野の異なる人材を集めてチームを組み、それぞれが力を発揮できるような役割を与えることで、チームの力も高まります。
チームが高いパフォーマンスを発揮するためには、先述のとおりメンバーが同じ目的をもち、同じ方向を向いて動くことが重要です。そのため、「何のためのチームなのか」「チームとしてどのような結果を出すのか」をメンバーでしっかりと共有しましょう。
挨拶や情報共有など、普段からコミュニケーションがとれているチームなら、問題の芽を早い段階で摘むことが可能です。リーダーシップや個性が強いあまりにメンバーを責めたり、否定したりせず、多様性を認めて円滑なコミュニケーションを心がけましょう。
評価や指摘が必要な場合は、フィードバックの機会を設け仕事の成果に対してコメントすることでスキルアップも見込めます。
オンラインチャットやスケジュール共有アプリなどのツールを利用することも、チームには大変有効。メンバーの状況をタイムリーに把握でき、無駄な会議が省けたり、どこにいても気軽にコミュニケーションが取れたりすることで、仕事の効率化が図れます。
よいチームとは、明確な目標をもってメンバー全員が同じ目的のために動けるチームのことです。チームワークを発揮することで、個人が出せる以上の成果が期待でき、組織力が向上するなど、会社や個人に多くのメリットをもたらします。
ここでご紹介したチームビルディングの方法を参考に、よいチームづくりを目指しましょう。
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